Nikon Imaging
Japan
プレミアム会員 ニコンイメージング会員

ニコンサロン bis 大阪 2015年8月

juna21 杉田 一哉写真展

写真
THE TERRAIN
7/30 (木) ~8/5 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

国道沿いの平坦な道。田畑を抜けると、時折目に留まるものがある。高くそびえる支柱と風に煽られる無数の網だ。ショッピングモールなど無い閑散とした町の中では、文字通り浮いて見える。里帰りで通る道にも当然のようにあって、鳴り響く音につられ、作者は足を踏み入れた。
訪れる人の大方は明確な目的をもっている。ここは打つための場所だ。一面に散る白い球や数字は、打つ人にとって指標となっていく。場違いだと自覚しつつも、作者は広大な水面に目を向ける。目の前に広がる人為の軌跡。自然と人工。言葉にする前にやってくる、ただ眺める感覚と、立ち尽くす作者だけが残された。
タイトルで用いた“terrain”は「地形、地勢」といった意味をもっている。地形は土地の高さや起伏を、地勢は周辺を含む土地のありさまを示している。
都心から離れ、地方に赴くと、撮影地と周辺の土地の様子が一致することが多くなった。山間部では周囲の地表が地続きに現れ、ため池の多い地域では留まる水が利用される。特に変わったことのない当たり前のことだ。ただ、目的地までの過ぎゆく眺めが、一つの形となって現れた時、作者は土地に流れる脈が足元にあるのを感じた。カラー約15点。

作者のプロフィール

杉田 一哉(スギタ カズヤ)
1988年埼玉県生まれ。2011年前橋工科大学工学部建築学科卒業。15年東京綜合写真専門学校写真芸術第二学科卒業。

ニッコールクラブ神戸支部展

写真
神戸の造形
8/6 (木) ~8/19 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
休館:8/15(土)・16(日)

写真展内容

本展では、造形芸術を目指し、神戸の街の彫刻や建築、ショーウィンドウにカメラを向け、レンズの特性を活かした作品を展示する。
神戸市は明治維新後、開港し、海岸通りに「外国人居留地」ができ、外国人商館、香港上海銀行、外国の船会社支店、英米仏独の会社、領事館が軒を並べた。山手の北野町に豪華な異人館が建ち神戸の港を見下ろしていた。外国人だけのクラブができ、キリスト教やユダヤ教、イスラム教の教会が建った。自然に外国の文化が入り、ファッションや料理が西欧風になった。街を歩けば、しゃれた独特の風景がある。瀬戸内海と六甲連峰に挟まれた良港として、平清盛の時代から現代まで港とともに栄えてきた都市である。今でも、石造りのビル、造船業のドックがある。舞子の海岸では常に巨大油槽船やLNG船、自動車運搬船、コンテナ船が見られる。
同支部では、ニコンのデジタルカメラやシャープなニッコールレンズを駆使して、今後も撮影を続けていく予定である。カラー30点。

グループのプロフィール

【ニッコールクラブ神戸支部】
2001年に神戸市の北野町で結成されたニッコールクラブ支部。会員10名から始まり、現在は21名が参加。撮影会や写真展などの活動を行い、来年は結成15年を迎える。
写真家でニッコールクラブ顧問の大西みつぐ氏の指導を受け、ニコンサロンbis大阪で開催する写真展は、11年「神戸の風」に続く2回目となる。

全国高等学校文化連盟展

写真
第39回全国高等学校総合文化祭写真部門優秀作品展
8/20 (木) ~8/26 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

本展では第39回全国高等学校総合文化祭(滋賀大会)写真部門において、入賞した作品を展示する。
各都道府県で審査のうえ優秀と認められた作品5~10点、合計307点が選抜され、さらに写真家の今森光彦氏、澤野二朗氏、斎藤裕史氏が審査し、優秀と認められた作品である。
同文化祭写真展を主催する公益社団法人全国高等学校文化連盟正会員団体高等学校全国写真専門部は、写真を愛好する高校生の唯一の全国組織であり、全国高等学校総合文化祭での写真展を中心に活動を展開している。
映像文化全盛の時代、一枚の写真に自分の想いを表現した現代の高校生の感性を感じ取ってほしい。モノクロ・カラー計30点。

株式会社ニコン CSR推進部社会貢献室
特定非営利法人映像情報士協会(復興支援メディア隊)

写真
ニコン・復興支援メディア隊 中学生フォトブックプロジェクト作品展
「記憶、そして未来へ」
8/27 (木) ~9/2 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

震災から4年。東北で、ニコンが続けている活動がある。その名も「中学生フォトブックプロジェクト」。これは、岩手・宮城・福島3県の中学生が、自らの思いを写真や言葉にしてフォトブックに込めるというもの。2011年に岩手県の3つの中学校とプロジェクトをスタートさせ、12年には3県に広がった。今では毎年約40校が参加している。
プロジェクトを11年にスタートさせたときの岩手県の3つの中学校は「復興支援メディア隊」の一員であった。復興支援メディア隊は、各種専門家集団と被災地の人々の連合体で、震災直後から復興しようとする人々の様子を取材撮影し世界に配信してきた。いまも、被災地や支援地において復興の過程で発見した日本人の素晴らしさや底力を象徴するような物語を発信し続けている。
子どもたちは、さまざまなことを感じ、考え、行動している。本作品展で、子どもたち自身がカメラを手に取り撮影してきた「記憶」、そして「未来」を、ご覧いただきたい。
カラー約50点(A2パネル)を予定。

グループのプロフィール

株式会社ニコン CSR推進部社会貢献室は、復興支援の取り組みとして「中学生フォトブックプロジェクト」を2011年から継続的に実施している。
このプロジェクトでは、参加する中学校にニコンからコンパクトデジタルカメラを寄贈し、子どもたちはフォトブック制作に向けて作品づくりに取り組む。作品のテーマはそれぞれの学校で設定。生徒たちひとりひとりが、写真を撮り、選び、伝えたい思いを言葉にして作品づくりを行なっている。ニコンでは、写真教室や作品展の開催支援なども行いながら、活動の集大成となるフォトブックを印刷して参加した生徒全員へ寄贈している。15年3月期には41校と1団体が参加。
特定非営利法人映像情報士協会(復興支援メディア隊)は、情報制作配信の専門家などと被災地の人々の連合体で、震災直後から復興しようとする人々の様子を取材撮影して世界に発信している。

ニコンイメージングプレミアム会員
ニコンイメージング会員