東日本読売写真クラブ展
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2015 東日本読売写真クラブ連合展
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4/28 (火)
~5/4 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
本連合展は、東日本18団体の読売写真クラブ(YPC)がそれぞれにテーマを決め、競り合うグループ対抗戦で、1995年の第1回を皮切りに今回で20回目を迎える。
会員は、所属する各クラブのそれぞれそのテーマに向かって一年がかりで作品作りに励み、膨大な数の作品が地区ごとの例会に提出される。そこで勝ち抜いた作品が代表作品となって本展に展示され、最終審査を迎える。審査基準はテーマ性や群写真としてのまとまりなどが重んじられ、優れた単写真を集めただけでは勝ちぬくことができない。
歴代の最優秀クラブ賞を最も多く獲得しているのは6回の埼玉YPCで、前回は山梨YPCが「水のある情景」で受賞をした。
熊切圭介氏、竹内敏信氏、管洋志氏らの写真家が歴代の審査委員を務められ、今回から新たに多摩YPCが参加し、応募点数は開催ごとに増加する傾向にある。カラー120点(予定)。
グループのプロフィール
読売写真クラブ(YPC)は、読売新聞社が母体となり全国の写真愛好家が集う写真クラブである。現在、全国に39クラブ6000名を超える会員が在籍する。1982年、宇都宮市に一番目となる栃木YPCが発足してから今年で33年目、自主独立による運営を基本とし、各YPCがそれぞれ例会、撮影会、勉強会、作品展などを通して活動を行っている。
YPCの特徴は、各クラブの例会などに、読売新聞社の現役カメラマンや写真家が精力的に出向き、審査やセミナーを行なっていることである。また、審査で選ばれた上位作品は読売新聞の地域版に掲載されることも魅力の一つとなっている。さらに全国レベルの写真コンテストや撮影会なども定期的に開催されており、初心者から上級者まで自分に合った参加が可能である。
伊勢崎 紀子写真展
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子育て中
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5/5 (火)
~5/11 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
娘が生まれたばかりのころは、カメラマンである夫に写真を撮ってもらっていたが、母親の視線で子供の成長を残したいと思うようになり作者はカメラを手にした。
子供が被写体の写真というのは、誰が撮ってもそれなりによく撮れてしまうものだ。しかし、最上の写真は母親にしか撮れないと信じて、作者はシャッターを押してきた。そしてこれからもそうだという。
作品は、1人の母親が撮った娘の成長記録である。そして本展は、その子供の成長記録を作品として評価してもらうための挑戦であり、他の母親の皆さんにも、自分の視線で撮った写真を、子供にたくさん残してほしいという願いが込められている。カラー40点。
作者のプロフィール
伊勢崎 紀子(イセザキ ノリコ)
1973年東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。大学在学中、写真部にてモノクロプリントの基礎を学ぶ。本格的に写真を取り組んだのは社会人になってから。結婚・出産後、ママ向けにスクラップブッキングや写真のワークショップ・教室を開催し、現在デザイナーとして活動している。
新海 裕幸写真展
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ざわめく瞬間
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5/12 (火)
~5/18 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
「写真は出会いであり、何を見たか」だと作者は思っている。
永々と続く時間の流れの中で、この時代の限られたこの時間に生かされて、何でもない日常を何気なく暮らす日々だが、偶然の出会いで、一瞬で通り過ぎる光景に、なにがしか波長が合って心がざわめくこともある。その出会いは、少し大げさに言えば「ときめき」であり、「恐れ」や「不安」であったり、「驚き」でもあり、その快感ともいえる刺激を求めて日々歩き回っていると言えるかもしれない。
展示する写真の大部分は、自宅から半径2㎞以内で撮影したもので、非常に狭い範囲の、個人的な興味の記録だが、客観的に眺めてみると、この時代や社会への不安も内包しているようだと作者は思っている。モノクロ56点。
作者のプロフィール
新海 裕幸(シンカイ ヒロユキ)
1948年愛知県生まれ。75年から各写真誌の月例コンテストを中心に活動。79年「日本カメラ」誌月例「A部(大型白黒写真)」年度賞1位。81年「日本フォトコンテスト」誌月例「黒白写真の部」年度賞1位。81年から「日本カメラ」「日本フォトコンテスト」両誌に口絵掲載多数。98年ニッコールフォトコンテスト「モノクロームの部」ニッコール大賞受賞。
主な写真展に、84年「蠢動」(銀座ニコンサロン)がある。
杉田 一哉写真展
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THE TERRAIN
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5/19 (火)
~5/25 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
国道沿いの平坦な道。田畑を抜けると、時折目に留まるものがある。高くそびえる支柱と風に煽られる無数の網だ。ショッピングモールなど無い閑散とした町の中では、文字通り浮いて見える。里帰りで通る道にも当然のようにあって、鳴り響く音につられ、作者は足を踏み入れた。
訪れる人の大方は明確な目的をもっている。ここは打つための場所だ。一面に散る白い球や数字は、打つ人にとって指標となっていく。場違いだと自覚しつつも、作者は広大な水面に目を向ける。目の前に広がる人為の軌跡。自然と人工。言葉にする前にやってくる、ただ眺める感覚と、立ち尽くす作者だけが残された。
タイトルで用いた“terrain”は「地形、地勢」といった意味をもっている。地形は土地の高さや起伏を、地勢は周辺を含む土地のありさまを示している。
都心から離れ、地方に赴くと、撮影地と周辺の土地の様子が一致することが多くなった。山間部では周囲の地表が地続きに現れ、ため池の多い地域では留まる水が利用される。特に変わったことのない当たり前のことだ。ただ、目的地までの過ぎゆく眺めが、一つの形となって現れた時、作者は土地に流れる脈が足元にあるのを感じた。カラー約15点。
作者のプロフィール
杉田 一哉(スギタ カズヤ)
1988年埼玉県生まれ。2011年前橋工科大学工学部建築学科卒業。15年東京綜合写真専門学校写真芸術第二学科卒業。
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ニコンカレッジ・エキスパートコース 第3期卒業作品展
「風景写真を究める」
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5/26 (火)
~6/1 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
ニコンカレッジ(写真教室)のエキスパートコース「風景写真を究める」受講生による写真展です。
この講座は、写真展に出品する作品を制作することを目的に、2014年10月から2015年3月までの6ヶ月間開催され、受講生は日ごろの撮影、実習、作品講評を通じて技量の向上に励んできました。
本展は、講座の中で行われた実習や、普段から受講生が得意なフィールドで撮りためた個性的で魅力ある風景作品を選抜して開催するものです。
写真展出品という目的の中で受講生の写真に対する意識も変わり、講座の成果としての作品は勿論のこと、本展を契機に各人それぞれが新たな創作に向かっていくことを期待するものです。カラー40点。
グループのプロフィール
「ニコンカレッジ」は株式会社ニコンイメージングジャパンが主宰している写真教室で、1年間に10,000人の受講者を集め、東京、大阪、名古屋、福岡、仙台、横浜、札幌、広島と全国で展開しています。
今回のエキスパートコースは半年にわたる講座ですが、通常は3ヶ月ごとに講座を更新しながら初心者から経験者まで、風景、スナップなどレベルや目的に合わせて多彩な講座を用意しています。とくに最近ではデジタルカメラを手軽に使いたい方のための「テーマ別入門講座」や、女性だけで学べる「フォトフェミ!」などが人気を集めています。
各講座とも、豊富な知識と経験をもつプロの写真家が講師を務め、懇切丁寧な指導により、リピーターとなる受講生も多数います。