Nikon Imaging
Japan
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ニコンサロン bis 大阪 2014年11月

写真
沖縄来間島・来間小中学校 フォトプロジェクト写真展
「ぼくたちの場所」
10/30 (木) ~11/5 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

来間島は、沖縄本島から南西約290kmに位置する宮古島の、その南西1.5kmに浮かぶ小島である。面積2.8㎢、周囲9km、海抜47.3mで、宮古島本島とは1995年に1,690mの農道橋で結ばれた。人口は180名弱で、産業はサトウキビを主に葉タバコ、野菜、果実の栽培、肉牛飼育など。島の周囲は美しい海に囲まれ、島の西側は白砂のビーチが点在する。島の集落は1ヶ所のみで、あとはのどかな畑が広がっており、人々は学校を中心に共同生活体を形成し、島の文化を支えてきた。
平成24年(2012年)、写真家の比嘉良治氏らによる「沖縄の離島の学校にカメラを贈る」運動で来間小中学校にカメラが寄贈され、写真を通しての学びと交流が始まった。以後、今年まで7回にわたり写真家や写真関係者がボランティアで来間小中学校を訪れ、写真指導やキャリア教育が行われてきた。その間、子供たちは島の自然や人々、学校生活や行事など様々な島の光景を自由にカメラにおさめてきた。
作品は、島というコミュニティで育った子供たち10名の素直で、優しく、強い眼差しで見た来間島の日常の記録である。また、撮影した写真の数々は「来間小中学校フォトプロジェクト『ぼくたちの場所』」に保存され、インターネットを通して広く世界に離島の今を発信している。カラー71点・モノクロ3点。

作者のプロフィール

来間小中学校は明治28年(1895年)下地尋常小学校の分教場として設置され、大正8年(1919年)尋常小学校となる。昭和21年(1946年)来間小学校・来間中学校と改名。昭和22年(1947年)125人在籍していた小学生は80年代から年々減少し現在に至る。平成15年(2003年)新校舎落成。平成17年(2005年)宮古島市立来間幼稚園・小中学校と改称。平成26年(2014年)来間中学校が廃校となり宮古島本島の下地中学校に統合される。平成25年(2013年)度在校生…幼稚園年長2人、小学生3人、中学生3人。平成26年(2014年)度在校生…小学生5人。

読売写真クラブ展

写真
第19回読売写真クラブ西日本選抜展
11/6 (木) ~11/12 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

通称「YPC」は、読売写真クラブのローマ字表記「YOMIURI PHOTO CLUB」の頭文字をとったもので、読売新聞社がバックアップし、各地の写真愛好家によってつくられたクラブである。
83年に東京本社管内の宇都宮市に設立されて以来、北は北海道から、南は鹿児島まで39クラブまで増加し、会員数も約6000人まで広がった。大阪本社管内でも近畿2府4県と、中国・四国地方に設立し、会員数も、各クラブともに順調に伸ばしている。
各YPCの運営や活動は、会員の創意により自主的に行うことが基本で、月例会、研究会、写真講座、撮影会やコンテスト等いろいろな催しも行っており、月例会での審査の結果、優秀な作品は読売新聞紙上や、YPC会報「フレンズ」等に掲載している。また、YPCごとに独自に写真展も開催し、よみうり写真大賞事務局のホームページでは、全国の各YPCの活動などを紹介している。
本写真展は、YPC西日本の会員作品から選ばれた写真90点を展示する。近畿2府4県のYPC(大阪、京都、神戸、奈良、滋賀、和歌山)に加え、中国・四国地方の岡山、広島、山陰(鳥取県)、愛媛、高知のYPCからも作品が出展され、今回も大阪管内11YPCが一堂に会した写真展である。

juna21 木村 里奈写真展

写真
不確かな存在
11/13 (木) ~11/19 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

一瞬の出来事
今という時
今日あって明日ないもの
昨日見た逆さまの虹
二度と訪れることのない場所
見知らぬ人たち
偶然の重なり
無意識の中にある現実
心奪うもの
自分の曖昧な記憶

写真はこれらを確かな存在にする。

カラー30点。

作者のプロフィール

木村 里奈(キムラ リナ)
1978年東京都生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。
写真展に、2012年「たしかなこえ」(Place M/東京)がある。

juna21 浅見 俊哉写真展

写真
呼吸する影 -Shadow of Bombed Trees-
11/20 (木) ~11/26 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本展は、ヒロシマにある「被爆樹木(Bombed tree)」を、太陽を光源として感光紙に直接焼き付けたフォトグラムの作品展である
被爆樹木とは、1945年8月6日の原爆によって焼かれ、吹き飛ばされたが、その後再び芽吹き、大きく成長した樹木を指す。広島市によると、爆心地から約2km圏内に約170本もの被爆樹木があるとしている。
2012年、作者は、その樹木の存在を知り、1本1本訪ねた。
幹を高くのばし、枝に沢山の葉を茂らせる被爆樹木に、大きな生命力を感じた作者は、被爆樹木の「あの日から現在までの時間」をフォトグラムで直接、写し撮りたいと考えた。
撮影時、感光紙に写る像をじっと見つめていると、風にそよぐ枝葉が深く呼吸をしているように感じられる。自らの呼吸と呼応するかのように、こもれびの揺らぎをじっと見つめながら採取した作品である。モノクロ約50点。

作者のプロフィール

浅見 俊哉(アサミ シュンヤ)
1982年東京都生まれ。2008年KAPL(コシガヤアートポイント・ラボ)を埼玉県越谷市に設立。代表を務める。アートプロジェクト、アートワークショップなどのフィールドワークを日々おこなうかたわら、自らの写真作品制作活動を活発に展開。写真の原理をピンホールの小屋に入り身体全体で体感するワークショップ、 感光紙を用いて全身の影を撮影する「MAN-PRINT」、身近な影を探して写し取る「影をつかまえる」フォトグラム写真ワークショップ、水面の連続写真の上を歩いて作品を体感するワークショップなどを展開している。
主な展覧会に、06年対話型鑑賞で注目を集めた「Mite!おかやま」(岡山県立美術館)、07年「Eternal Echo」(A-forest-Gallery/ニューヨーク)、12年ヒロシマにある被爆樹木の木漏れ日を撮影した「呼吸する影―Shadow of Bombed Trees―」(KAPL)、13年『かがわ山なみ芸術祭』(MONOHOUSE)などがある。また、主なワークショップに『モホイ=ナジ・インモーション』展の関連企画として、11年フォトグラムワークショップ『影をつかまえる』(神奈川県立近代美術館・葉山/DIC川村記念美術館)、12年『紙上の技法学』関連ワークショップ(武蔵野市立吉祥寺美術館)など多数。
その他の活動に、埼玉県越谷市を「美術館」にするプロジェクト「まちアートプロジェクト」(2006-2009)、美術教育を社会に発信するアクション 「5750分展」(2009-2011)、美術館と連携し、アートのプラットホームをつくる「SMFサイタマミューズフォーラム」に参加(2009?)、 身体表現と造形表現の繋がりを試みたプログラム「彩の国ダンスセッション」(彩の国さいたま芸術劇場 2012)等があり、制作者から鑑賞者への一方向のアートではなく、作品を通して相互に関わりの持てる「場」や「時間」をつくろうとしている。

写真
2014年度 大阪芸術大学写真学科選抜展 NEXT
11/27 (木) ~12/3 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

大阪から写真の世界に新風を吹き込む力作を展示する。
小さくまとまった完成度の高い作品よりも、未知の可能性に賭けた表現の冒険を求めて。
カラー11点・モノクロ5点。

グループのプロフィール

大阪芸術大学写真学科全学年の中より選抜された学生16名。

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