森田 剛史写真展
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キノクニ
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7/31 (木)
~8/6 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
彼の視線は真っ直ぐ遠くに伸びる。その視線の先に何がみえているのか、また、みえてきたのかを私は知りたい。
和歌山県を流れる河川「紀ノ川」の上流から撮影を始め、下流へと向かい撮影を続けた。
祖父、祖母、作者の三人で車に乗り、河川から半径500メートル以内の風景と祖父を写真に収める。そんな日帰りの撮影旅行を続けるうちに、三人には役割ができた。
作者と祖父の関係をつないでいるのは写真しかないのかもしれない。それでも一人の人と向き合うということは、その人を作った環境、人生、考えと向き合うということだ。
撮影を続けて知った彼の佇まいは、作者が写真にしたいと思った紀州の土地そのものだった。
緩やかに、しかし確実に変化を続ける和歌山の土地の記録、そして写真で関係をつくり、お互いの視線をぶつけあいながら同じものをみた作者たちの記憶である。カラー31点。
作者のプロフィール
森田 剛史(モリタ タケシ)
1990年生まれ。2013年東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。
写真展に、13年「平成24年度東京ビジュアルアーツ写真学科卒業制作優秀作品展」(ニコンサロンbis新宿)、「肖像Ⅰ/planar」(J3Gallery)がある。
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ニコンカレッジ・エキスパートコース 第1期卒業作品展
「魅力的な風景」
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8/7 (木)
~8/20 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
休館:8/16(土)・17(日)
写真展内容
ニコンカレッジ(写真教室)のエキスパートコース「魅力的な風景写真を創る」受講者による写真展で、今回が初めての開催となります。
講座は、写真展に出品する作品を制作することを目的に、2013年10月から2014年3月までの6ヶ月間に開催され、受講者は日ごろの撮影、実習、作品講評を通じて技量の向上に励んできました。
この講座を受講したのは過去にニコンカレッジ専門講座(中・上級向け講座)を受講した経験のある20名で、ゆっくりとした季節の彩りを追いながら、魅力的な風景写真の創作に励みました。
展示する作品は、講座のなかで行われた実習やふだん撮りためた作品の中から選んだものです。
写真展出品という目的のなかで、受講生の写真に対する意識も変わり、講座の成果はもちろんのこと、本展を契機に各人それぞれが新たな創作に向かっていくことを期待するものです。カラー40点。
グループのプロフィール
「ニコンカレッジ」は株式会社ニコンイメージングジャパンが主宰している写真教室で、1年間に10,000人の受講者を集め、東京、大阪、名古屋、福岡、仙台、横浜、札幌、広島と全国で展開しています。
今回のエキスパートコースは半年にわたる講座ですが、通常は3ヶ月ごとに講座を更新しながら初心者から経験者まで、風景、スナップなどレベルや目的に合わせて多彩な講座を用意しています。とくに最近ではデジタルカメラを手軽に使いたい方のための「テーマ別入門講座」や、女性だけで学べる「フォトフェミ!」などが人気を集めています。また、基礎講座以上を修了した受講者には「撮影ツアー」も用意しており、講座で習得した技量を実践する場にもなっています。
各講座とも、豊富な知識と経験をもつプロの写真家が講師を務め、懇切丁寧な指導により、リピーターとなる受講生も多数います。
全国高等学校文化連盟展
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第38回全国高等学校総合文化祭写真展優秀作品展
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8/21 (木)
~8/27 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
第38回全国高等学校総合文化祭(茨城大会)写真展において、入賞した作品30点を展示する。
本展は各都道府県で審査のうえ優秀と認められた作品5~10点、合計約300点が選抜され、さらに写真家ハービー・山口、榎並悦子の両氏が審査し、優秀と認められた作品である。
同文化祭写真展を主催する公益社団法人全国高等学校文化連盟正会員団体高等学校全国写真専門部は、写真を愛好する高校生の唯一の全国組織であり、全国高等学校総合文化祭での写真展を中心に活動を展開している。
映像文化全盛の時代、一枚の写真に自分の想いを表現した現代の高校生の感性を感じ取ってほしい。
武田 憲幸写真展
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体書写影
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8/28 (木)
~9/3 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
肌に直接描かれたものから、何か不思議なメッセージを感じたことはないだろうか。
私たち人間は、人体の部分に文字・文様・絵柄などを描くことで自己表現をしようとする文化をもっている。人体の部分が表現する表情や形態は、非言語的コミュニケーションだが、そこに文字・文様・絵柄などを描くことによって、更にメッセージ性が加わるものと思われる。
一方、日本には古来から、情景や物語などの絵図とその場面を説明する詞書を、紙や布に交互に描く絵巻というものがある。
今回展示する作品は、カメラと書をコラボレーションさせることによって、絵巻のような一場面を写真で表現しようと試みたものである。
書は、顔・手足・背中などの人体の部分に直接、詩歌や物語などの文字を書写して、その場面をイメージ映像化した。古事記・源氏物語・平家物語・和歌・経文・能・わらべ唄・陰陽五行などを題材に描いている。カラー64点。
作者のプロフィール
武田 憲幸(タケダ ノリユキ)
1958年生まれ。72年よりNikon一眼レフカメラで写真を始める。生物や人物などをテーマに撮影し、各フォトコンテスト・公募展での入賞多数、国内外の展覧会等で発表している。北里大学大学院水産増殖学研究科(修士)修了。宝塚造形芸術大学大学院メディア造形研究科(修士)修了。宝塚大学大学院メディア造形研究科(博士)満期退学。日本写真芸術学会、日本写真協会、日本自然科学写真協会、日本報道写真連盟、ニッコールクラブ他会員。
主な写真展に、2010年「身近な小さい生き物たち」、12年「昆虫まんだら」(以上、ニコンサロンbis大阪)があり、写真集に『体書写影』(ドニエプル出版/2014年刊)がある。