Nikon Imaging
Japan
プレミアム会員 ニコンイメージング会員

大阪ニコンサロン 2014年5月

ニコンサロン特別展
管 洋志写真展

写真
一瞬のアジア People and nature in harmony
5/1 (木) ~5/14 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

写真

大自然と人間の生き様に魅せられた作者のアジアへの旅は、1969年から1年半のネパール滞在を機に四十数年にわたる。
本展は、庶民の生活に寄り添い、心を通わせて撮り続けた写真の中より、たくましく生きるアジア
の人々の一コマ一コマを集めたものである。
撮っているのは日々の営みで、たとえば1日働く男の一瞬の日常、手伝う子ども、家族、祈り、取り巻く原風景など、主役はあくまでも人間である。
厳しい日常であっても、暗い、厳しいといった表情がない。子どもも働きから学び、そこに悲壮感
はない。彼らなりに納得している日常が汲み取れる。
自然を敬い、大地に根ざした人の営みに学ぶことが多いという作者が“出逢ったアジア”。未発表
作品を含む代表作約60点を展示する。カラー58点・モノクロ2点。

作者のプロフィール

写真

管 洋志(スガ ヒロシ)
1945年博多生まれ。68年日本大学芸術学部写真学科卒業。69年から1年半のネパール滞在からアジアへの旅がはじまる。77年第8回講談社出版文化賞写真賞、84年第15回同賞、87年第6回土門拳賞、98年第14回東川賞国内作家賞を受賞。
2013年4月大腸がんで他界。公益社団法人日本写真家協会常務理事。ニッコールクラブ顧問。日本大学芸術学部写真学科客員教授を歴任。
写真集に、『魔界・天界・不思議界・バリ』『博多祇園山笠』『大日光』『バリ超夢幻界』『ミャンマー黄金』『バリ島大百科』『メコン4525㎞』『奄美―シマに生きて―』など多数。著作・共著本多
数。写真展多数。

Anat Parnass 写真展

写真
夜気:Stillness of Night
5/15 (木) ~5/21 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

夜気とは、夜(Ya)=‘evening’もしくは‘night’と、気(Ki)=‘air’もしくは‘atmosphere’という二つの漢字から成り立っている。この夜気を英語に訳すと“Night Air”or“Night Atmosphere”となる。しかしながら辞書で別の訳語を調べると、“Stillness of Night”(静かな夜)という言葉が見つかる。
夜気という洗練された言葉に夢中になって夜の光に導かれた作者は、現実と幻想が入り混じって、時に超現実的な世界を作り出す日没後の時間に写真を撮り始めた。
今回は2006年から今日まで撮った作品40点を展示する。写真は、主に東京とその周辺の様々な場所、様々な時に撮ったものである。
いくつかの写真は、初めて訪れた場所であったり、人だったりする。また、いくつかの写真は、プライベートな状況の写真だったりする。
本展を通して作者は、「夜」と切っても切れない関係にある特別な光の傍らにある独特の「気」を
表わそうとしている。カラー40点。

作者のプロフィール

Anat Parnass(アナト・パルナス)
1974年テルアビブ(イスラエル)生まれ。96~2000年テルアビブ大学でジャパン・スタディーズについて学ぶ。00~04年テルアビブのカメラ芸術学校で写真を学びながらHAARETZ新聞社で働く。06~13年日本大学芸術学部で国費外国人留学制度の研究生として学ぶ。13年同大同学部にて博士号(日本における現代女性写真についての研究)を取得し卒業。
主な写真展に、08年グループ展に参加、09年「HANABI」(以上、FOIL ギャラリー)、10年「Holgaで新宿」(Stork ギャラリー)、11年「Far Away From (Here)」(FOIL ギャラリー)などがある。

ゴトーマサミ 写真展

写真
Drifting
5/22 (木) ~5/28 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

3つの川が1つになり、大阪の北部を流れる淀川。昔から様々なものの糧となり、そして時々全てのものを飲み込んできた。その川は、訪れるものたちを決して拒みはしないが、甘やかしてもくれない。
10数年前、人生の漂流を始めた作者は、幼少の頃毎日遊んでいたその川を当てもなく訪れた。そこには、ここに好んで来たものや、否応無く来たもの、知らずに辿り着いたものや、置き去りにされたもの、流されてきたもの、飛んできたもの、捨てられたもの……様々なものたちが、互いを無視しながら、何の主張もせず、ただ淡々とそこに存在していた。
暫くそこに佇むもの、すぐに立ち去るもの、困って右往左往するものやずるずると深みにはまるもの、昨日まで生きていたもの、その痕跡。必死で存在し続けようとし、やがて消えゆく。
それらとの無言の対話は、漂流する作者に生きている実感と勇気を与え、その儚くも美しい様は、記憶するに十分値する一瞬であった。モノクロ40点。

作者のプロフィール

ゴトーマサミ
大阪市生まれ。2003年よりフリーランスで活動。モノクロ専門レンタル暗室「B工房」(大阪)代表

主な写真展に、09年「近所の公園・Ⅰ」(ギャラリー遊気Q・大阪)、11年「道草をくう=近所の公園・Ⅱ=」(フォトギャラリー ナダール・大阪)、2人展「Plants」、12年「Plants Portrait」(以上、ギャラリー iTohen・大阪)、14年3月(予定)「淀川スタイル=近所の公園・Ⅲ=」(フォトギャラリー 壹燈舎・大阪)などがある。

大阪写真月間2014

写真
写真家150人の一坪展
5/29 (木) ~6/4 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

写真文化の発展と普及に寄与することを目的に、毎年6月1日の「写真の日」を中心とした期間に東京と大阪で開催されるのが「写真月間」である。
「大阪写真月間」は2000年の暮れに「東京写真月間」(日本写真協会主催)の呼びかけに応じてスタートし、02年6月に初めて「大阪写真月間2002」を開催した。
今年の「大阪写真月間2014」は13年目となり、本年も大阪市内のギャラリーを使い、写真家約150人が1人一坪(1.8m四方)を使って展示する「写真家150人の一坪展」と、一般の写真愛好家が1人一枚を展示する写真展「私のこの一枚」の二つの写真展のほか、高校生による「ハイスクール・フォトアワード」、「小学生のための写真教室」、記念シンポジウムなどを併催する。
メインイベントである本展の特色は、写真を表現手段として作品を制作している人なら、作品内容や方法はもちろんのこと、年齢、性別、国籍、職業などに関係なく参加できるところにある。また、展示するギャラリーや壁面の場所も抽選で決定するので、いっさいの審査や選別は行わない。写真展にポリシーやテーマを求める人は、この何でもありの写真展に「展としてのポリシーがない」という異論を唱えることもあるが、80歳を超える超ベテラン作品の横に、孫のような高校生がはじけるような写真を並べる、そんなお好み焼き的「ごちゃ混ぜ感」が本展の魅力である。
この「写真家150人の一坪展」では、観客は内容も方法も異なる150の写真表現作品に出会うことになり、150の個性の中に、きっと気に入る作品があるはずである。

ニコンイメージングプレミアム会員
ニコンイメージング会員