全国高等学校文化連盟展
-
-
日韓高校生写真交流の集い/日韓中 高校生フォトコン写真展
-
2/27 (木)
~3/5 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
第9回高校生写真国際交流事業・日韓高校生写真交流の集いに参加した日韓の高校生の入賞・入選作品と、第2回日韓中 高校生フォトコンテストに応募した日韓中の高校生の入賞・入選作品展である。
日韓交流では、日本側は全国の写真活動に精励している高校生のなかから選抜された生徒12名、韓国側は韓国内で公募し、選抜された生徒12名が集いに参加し、その期間中にワークショップ(撮影会やグループごとの組写真制作など)を行い、日本(長崎県・佐賀県)と韓国(慶州・釜山等)でそれぞれ撮影した写真作品を、集いに参加した全員から募集した。
日韓中高校生フォトコンテストでは、日本・韓国・中国の高校生が自由テーマで撮影した写真を広く募集した。
写真は、言葉が通じなくても分かりあえ、国境を越えた共通言語となる。主催者は、日本および韓国、中国の高校生それぞれが感じたメッセージを読み取ってほしいと考えている。
日韓26点・日韓中44点(合計70点)。
作者のプロフィール
第9回高校生写真国際交流事業・日韓高校生写真交流の集いに参加した日韓の高校生及び第2回日韓中 高校生フォトコンテストに応募した日韓中の高校生。
西川 眞人写真展
-
-
奈良・大和路・こころの風景 郷愁の里
-
3/6 (木)
~3/12 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
奈良の宇陀西部には、榛原、大宇陀、豊かな自然の山々など、被写体となる風景がたくさんある。
「東(ひむがし)の野にかぎろひの立つ見えてかへりみずれば月かたぶきぬ 柿本人麻呂」(万葉集巻1-48)
作者は、このような古代から受け継がれてきた榛原の風景を撮影し続けるうちに、心温まる里山の風景に触れ、情景に魅力を感じるようになった。作者の想いのなかにある里山は、生活の気配を感じる素晴らしい田舎の情景で、これらの美しい風景は、特別な重さをもって迫ってくるという。
年々減少し、変貌していく田園風景だが、単なる風景の記録としてでなく、心の感動の記録として伝えたいと作者は願っている。カラー30点。
作者のプロフィール
西川 眞人(ニシカワ マサト)
1943年奈良県大和高田市生まれ。62年大阪トヨタ自動車株式会社入社。2003年奈良労働局。04年奈良・大和路の風景を撮り始める。05年全日本写真連盟(奈良県支部)入会。06年「修羅」(主宰:矢野建彦氏)入会。12年ニッコールクラブ入会。
写真展に、11年「ニュージーランドの旅」などがある。
長崎 健一写真展
-
-
沖縄 宮古島~西原~ニヌハンマティダ
-
3/13 (木)
~3/19 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
宮古島の北部に位置する池間島よりおおよそ140年前に分村してできた西原は、作者の故郷でもある。
宮古島は、昔から、古代から続く母性原理が色濃く残る祭祀の特有さから、民俗学者、芸術家、写真家など、さまざまな人間を魅きつけてきた。しかし、その母性原理が色濃く残る祭祀も、近年消えつつあるのが現状だ。
西原にも、ナナムイと呼ばれる祭祀組織が存在するが、近年ナナムイも存続の危機にある。それもこれも、明らかに世の中の暮らしの変化ゆえである。日常と密着してきた祭祀だからこそ、その意義を現代では見出すのが難しくなっているのが事実だ。
しかし、作者は故郷西原の祭祀をノスタルジーとして懐古追慕するのではなく、古代から綿々と受け継がれてきた世界観が現代の西原でどう根付いているのか、現代の中で祭祀とは、人が生きるとは、それらのことを考えて、自己の自我に落とし込むように向き合ってきた。
西原には現代においても、日常と非日常が織りなす祭祀の本流を生み出す土壌が、人々のメンタリティーに備わっている。
西原の元島である池間島にあるニヌハンマティダの北極星神話。
変わっていくものと変わらないもの、現代の西原にむけて、この神話は何を語るのか。モノクロ約30点。
作者のプロフィール
長崎 健一(ナガサキ ケンイチ)
1982年沖縄県宮古島生まれ。多摩美術大学芸術学科卒業。大学でおもに人類学を学ぶ。2008年より故郷宮古島西原の祭祀の撮影を開始。10年多摩美術大学芸術人類学研究所を拠点に、自然にたいする畏怖をコンセプトとした植樹活動をおこなう「くくのちのモリプロジェクト」を立ち上げる。
現在、世界中からさまざまなアイデンティティが交差する場所(極真会館総本部)をテーマとした極真空手家のポートレート写真も撮影している。
後藤 悠樹写真展
-
-
降りしきる雪、その一片が人を満たすとき あれから三年 ―MOMEHT―
-
3/20 (木)
~3/26 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
北緯50度以南の南サハリンは、1905年から1945年までは日本だった。この地は現在、統治国家が不確定な空白の土地とされ、歴史の教科書にも数行しか記載されておらず、また、戦後サハリンに残留せざるを得なかった人たちの存在もほとんど知られていない。
作者はその歴史の数行の間に生きる人たちを、国家や歴史といった大きな目線ではなく、一人の日本人としてこの目に焼き付けたいと思い、2006年、初めてサハリンを訪れた。
滞在中は、一緒に食事をしながら、涙が出るまでゲラゲラ笑ったこともあったし、目の前で突然、作者の祖母ほどの歳のおばあさんが泣き出したこともあった。そこには、作者の想像など及ばない深い悲しみと生活の明るさがあった。そんな彼女らに、作者が出来ることはほとんど何も無く、世話になるばかりだったが、彼女たちのちょっとした話し相手くらいにはなれたと思っている。
本展は、作者が再びサハリンに滞在した2013年冬における、ほんの短いひと月の、写真と文章の記録である。カラー約35点。
作者のプロフィール
後藤 悠樹(ゴトウ ハルキ)
1985年大阪生まれ。2006年よりライフワークとしてサハリンの撮影を開始する。以後、現在に至るまで定期的に滞在する。
主な写真展に、10年「その歴史のつづき 樺太からサハリンへ2009」(Juna21 新宿ニコンサロン・大阪ニコンサロン)、11年「降りしきる雪、その一片が人を満たすまで」(新さっぽろギャラリー)、13年OYOYO まち×アートセンターさっぽろ企画展「~史」展への参加などがある。
大阪府高等学校芸術文化連盟写真部会
-
-
第34回大阪府高等学校芸術文化祭写真部門 優秀作品展
-
3/27 (木)
~4/2 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
大阪府高等学校芸術文化連盟(略称:芸文連)写真部会は、毎年、その年の活動の総決算として芸術文化祭(芸文祭)を開催している。
今年度は、2月1日(土)~2日(日)に開催された第34回大阪府高等学校芸術文化祭写真部門に出品された300点以上の作品の中から、審査員の織作峰子氏(大阪芸術大学写真学科長)によって選出された選りすぐりの作品を展示する。
作品は、生徒たちがこの1年、自分のもてる写真技術と熱い思いを込めて全力で撮ったもので、自然や社会生活にかかわるなかで、何に対して興味・関心があるのか、1枚1枚の写真がよく語っており、彼らの「現在」を尖鋭に表している。