Nikon Imaging
Japan
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ニコンサロン bis 大阪 2013年11月

齋藤 正明写真展

写真
天に近づくところ
10/31 (木) ~11/6 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

1549年にフランシスコ・ザビエルによってもたらされたキリスト教は、はじめは広く受け入れられたが、1613年に江戸幕府によって禁教令が発せられ、弾圧迫害により数多くのキリシタンが殉教した。
弾圧迫害を受けたキリシタンの人びとは、九州西部、長崎外海地方や五島列島へ逃れて行った。
1873(明治6)年に禁教令が廃止となり、長い苦難の時代を耐え、再び信じることの喜びを取り戻した人びとは、乏しい資材を投じて、祈りの拠りどころ、天主堂(カトリック教会の聖堂)を各地に建立していった。
長崎、熊本など九州各地をはじめ、西日本に天主堂が数多く存在しているのは、そのようなキリシタンの人びとの、苦難の歴史が背景にある。
天主堂の静かな佇まいからは、自らの内面と真摯に向かい合い、天に祈る人びとの気配を感じ取ることができる。
本展では、長崎を中心に西日本各地の天主堂とその周辺を9年間にわたって撮影した静かな祈りの世界を、モノクロームマットプリントで展示する。モノクロ55点。

作者のプロフィール

齋藤 正明(サイトウ マサアキ)
1934年東京生まれ。ニッコールクラブキャッスル大阪支部や写団蟲に所属しており、ニッコールフォトコンテスト、キヤノンフォトコンテスト、全日本写真展、朝日写真展などに入賞している。全日本写真連盟、鵬翔山岳会会員。
主な写真展に、2009年「天主堂」、11年「心に染み入るものを求めて」(以上ニコンサロンbis大阪)などがある。

写真
第18回読売写真クラブ西日本選抜展
11/7 (木) ~11/13 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

通称「YPC」は、読売写真クラブのローマ字表記「YOMIURI PHOTO CLUB」の頭文字をとったもので、読売新聞社がバックアップし、各地の写真愛好家によってつくられたクラブである。
83年に東京本社管内の宇都宮市に設立されて以来、北は北海道から、南は鹿児島まで39クラブまで増加し、会員数も約6000人まで広がった。大阪本社管内でも近畿2府4県と、中国・四国地方に設立し、会員数も、各クラブともに順調に伸ばしている。
各YPCの運営や活動は、会員の創意により自主的に行うことが基本で、月例会、研究会、写真講座、撮影会やコンテスト等いろいろな催しも行っており、月例会での審査の結果、優秀な作品は読売新聞紙上や、YPC会報「フレンズ」等に掲載している。また、YPCごとに独自に写真展も開催し、よみうり写真大賞事務局のホームページでは、全国の各YPCの活動などを紹介している。
本写真展は、YPC西日本の会員作品から選ばれた写真90点を展示する。近畿2府4県のYPC(大阪、京都、神戸、奈良、滋賀、和歌山)に加え、中国・四国地方の岡山、広島、山陰(鳥取県)、愛媛、高知のYPCからも作品が出展され、今回も大阪管内11YPCが一堂に会した写真展である。

juna21 松下 初美写真展

写真
はりを抱く
11/14 (木) ~11/20 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

病状とともに、祖母と作者の写真との関係は、良いものではなくなっていった。決定的だったのは、帽子もかつらも諦めてしまった祖母に、「撮られたくない」と泣かれたことだった。作者はとうとう撮れなくなった。
5年が経った。遺影の祖母に「おはよう」と言い、「ただいま」と言う。若い頃の写真を合成して作ってもらった遺影だが、家族の思い出にしたい姿である。
作者の撮った写真は、死んでゆくのを写したみたいだが、合成の遺影に、作者の見てきたものが上書きされてしまう前に、どうしても個展を開催したいと思った。5年ぶりの写真展である。
カラー30点。

作者のプロフィール

松下 初美(マツシタ ハツミ)
1985年神奈川県生まれ。2008年法政大学卒業。06~07年早稲田大学芸術学校専修科在籍。08年三木淳賞奨励賞受賞。
写真展に、07年グループ展「わたしたちと私」(PUNCTUM Photo+Graphix Tokyo)、08年Juna21「松下初美」(新宿ニコンサロン・大阪ニコンサロン)、「光、群れ」(シアタートラム)、11年グループ展「発科展」(竜宮美術旅館)などがある。

juna21 丸山 勇樹写真展

写真
山の場所
11/21 (木) ~11/27 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

あの山はどこにあるのだろうか。
実際に目にした山と、物語の中で想った山、絵画や画像として見た山が綯い交ぜとなり、作者の中にもうひとつの霧がかった山ができた。その山の実態を掴もうとすればするほど、霧は濃くなり、姿は見えなくなった。
作者は、人が脳に蓄積した残像を、もう一度拾いたいと思う。カラー約30点。

作者のプロフィール

丸山 勇樹(マルヤマ ユウキ)
1986年生まれ。東京都出身。人の心や脳の中に現れる映像と、現実に視認できる景色の関係に興味を持ち、写真を中心とした制作を行っている。主な受賞に、2012年第7回写真「1-WALL」展審査員奨励賞(写真家・土田ヒロミ氏選)、13年TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2013審査員賞(森美術館館長・南條史生氏選)などがある。
主な写真展に、11年第5回写真「1-WALL」展(グループ展/銀座Guardian Garden)、12年「光野」(Juna21ニコンサロンbis新宿・ニコンサロンbis大阪)、13年第4回中之条ビエンナーレ Bank ART Studio NYK AIR オープンスタジオ展などがある。

写真
2013年度 大阪芸術大学写真学科選抜展 NEXT
11/28 (木) ~12/4 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

小さくまとまった完成度の高い作品よりも、未知の可能性に賭けた表現の冒険を求めた作品で、大阪から写真の世界に新風を吹き込む力作を展示する。
カラー11点・モノクロ11点。

グループのプロフィール

大阪芸術大学写真学科全学年の中より選抜された学生22名。

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