大平 健一写真展
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萩・津和野懐景
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6/25 (火)
~7/1 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
萩と津和野は歴史のある城下町で、文化遺産も守られ、伝統ある祭りや行事等を支えてきた人々の気持ちも受け継がれている。
作者は平成13年4月1日、萩の食品取扱施設の監視指導をする仕事に3年間就いた時、歴史に興味を持つようになり、休日はタイムスリップした感覚の気分で城下町の移り変わる季節の風景や人々の生活を萩から津和野にかけてカメラに収めてきた。
定年退職した現在は、デジタルカメラで再度通い始めた。最近では宣伝用看板が目立ち、情緒を失いつつあると感じた。
今後は城下町景観も新しいものとの融合を大切にし、街角の丸く赤いポスト、一両きりのディーゼル機関車等、当時を懐かしく思い出しながら、また違った情景に出会うことを祈りながら散策をしているという。カラー32点。
作者のプロフィール
大平 健一(オオヒラ ケンイチ)
1952年熊本県水俣市生まれ。76年長崎大学大学院薬学研究科卒業。
写真展に、2010年「お上使道幻影」(秋吉台フォトギャラリー写創蔵)がある。
日本大学芸術学部写真学科
新4年生選抜者12名
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出て来い新人2-日本大学芸術学部写真学科
気鋭学生写真展
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7/2 (火)
~7/8 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
本展は、日本大学芸術学部写真学科新4年生による選抜展である。
選ばれた学生は、写真の技術や理論、そして表現領域を専門的に3年間学び、その成果としての作品が優秀であった12名である。
写真は本格的なデジタル時代を迎え、昨今その技術的な進歩は目を見張るものがある。また、写真が誕生して以来の銀塩写真も未だに健在である。
日本大学芸術学部写真学科では、これらの技術を自由に学べ、そこから応用し新旧技術を取り入れたハイブリッドな写真表現も登場している。
今後、これらさまざまな写真技術を使いこなし、新たな写真表現に挑戦するのは今回選抜された学生をはじめとする若い世代の力であるという考えのもとに行われる写真展である。
グループのプロフィール
<日本大学芸術学部写真学科>
1921年日本大学法文学部内に美学科(芸術学部の前身)設置。39年日本大学専門部芸術科に写真科を設置。江古田に校舎移転。49年新制大学設置基準により日本大学芸術学部となる。2009年写真学科創立70周年。11年日本大学芸術学部創立90周年を迎え現在に至る。
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ニッコールクラブ創立60周年記念
『郷愁と混沌のベトナム 幻想のランタン祭り』
海外撮影ツアー作品展
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7/9 (火)
~7/15 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
ニッコールクラブ創立60周年記念海外撮影ツアーに参加した74名の作品展である。
ツアーは、北は中国国境の町サパから南はホーチミン市まで、南北に2000㎞以上を移動する盛りだくさんの撮影旅行だった。
最も心配された天候は、撮影時間内には一滴の雨も降らないという幸運に恵まれた。毎朝早朝からの撮影で、参加者と指導する顧問も睡眠不足気味ではあったが、短い期間ながらバラエティーに富んだ撮影ポイントがあったので、誰もが疲れを忘れ、シャッターを押し続けた。
参加者全員の規律のとれた行動のおかげで大きな事故もなく終了し、ニッコールクラブならではの素晴らしい作品を展示する。カラー・モノクロ約80点。
グループのプロフィール
ニッコールクラブ創立60周年記念『混沌と郷愁のベトナム、幻想のランタン祭り』海外撮影ツアーに参加した、ニッコールクラブ会員74名。
おがわ てつし写真展
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たからもの ~ふくしまから~
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7/16 (火)
~7/22 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
本展は、作者の故郷、福島市に住む子どもたちが今一番大切にしている“たからもの”を集めた写真展である。
2011年3月に起きた東京電力福島第一原子力発電所の事故により大気中に放出された放射能は、福島市内にも大量に降り注いだ。以来子どもたちはかけがえのない大切なものをたくさん奪われていった。
そんな中、子どもたちが見せてくれた“たからもの”は、ごくありふれたものからオリジナリティーに富んだものまで様々だが、子どもたちは自分の“たからもの”に価値を見いだし、愛情を注いでいた。
子どもたちの日常があっさりと破壊されていくこの現実を前に、子どもたちの“たからもの”に注ぐささやかな愛を、作者はこの上なく愛おしく感じ、大切にしたいと思う。また作者は、本展を通して、原発事故によって日常と未来を脅かされている子どもたちに、思いを寄せる機会となることを願っている。カラー約45点。
作者のプロフィール
おがわ てつし
1977年福島市生まれ。2000年文教大学教育学部卒業。島隆志氏に師事。02年スタジオFOBOS勤務。05年羽田徹氏に師事。07年独立。
写真展に、11年5月「たからもの」(「御苗場 in NY」出品)、8月グループ展「御苗場 in NY - selected photographers 2011」(72 gallery)、12年1月「たからもの」(NOW IDeA ギャラリー)、6月「たからもの ~ふくしまから~」(Arts Chiyoda 3331 レマーニ)、9月同展(森美術館 staff cafe)、13年同展(cafe gallery 風と木/福島市)、同展(気ままな風/伊達市)など多数。
苅込 佑写真展
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絆の絆 -7人の海女
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7/23 (火)
~7/29 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
1900年代初頭、千葉県の南端、南房総市白浜の多くの漁師が米国カリフォルニア州モントレーにアワビ漁を広めるため移民していった。戦争により一時交流は途絶えたが、2006年4月、南房総市の漁師や海女など関係者がモントレーに集まり、アワビ交流の記念式典が催された。そこに招待された吉田恵美子さん、宮本礼子さんの姉妹は、海女小屋に通う現役の海女である。(資料「月刊自然と人間」 vol.121)
「海女さんが消える」といわれるほど高齢化しているこの世界だが、ここで漁をする7人の海女さんの結束力は見事なもので、独特の共同体を形成している。小屋での井戸端会議はよくまあ毎日そんなに大騒ぎができるものだと感心するやら呆れるほどである。
彼女たちは全員が魚農兼業で、冬には温暖な気候を利用しての菜花栽培に精を出す。大方は機械によるが、お互いに手伝い合いながらの共同作業を行っている。まさに愛すべき日本のお母さんの姿がここにある。モノクロ44点。
作者のプロフィール
苅込 佑(カリコミ タスク)
1943年千葉県鴨川市生まれ。ニッコールクラブ千葉支部、写団モノクロ、房陽クラブ(館山)所属。
写真展に、2004年「終の棲処」、07年「街の贈りもの」、10年「時を包む空間」(以上ニコンサロンbis新宿)などがある。
日本鉄道写真作家協会
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陽のあたる場所(鉄路輝く刻)
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7/30 (火)
~8/5 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
国内・海外を問わず、鉄道雑誌や広告業界で活躍する個性豊かな鉄道写真家たちが、今まで撮りためた作品を集結し、各自が注目している路線、スポットを当てたい被写体、思い出や心に残ったシーンを『陽のあたる場所』とたとえ、鉄道を広視野で捉えた作品を展示する。
「説明的な列車写真=鉄道写真」という既存の考えを払拭し、鉄道好きはもちろん、一般も楽しめる内容になっている。また、鉄道写真を始めようと思っている人たちへ、鉄道写真の新たな表現方法の指針として参考となる作品展である。カラー40点。
グループのプロフィール
日本鉄道写真作家協会は1988年11月に設立した、鉄道写真をベースに活躍する職業写真家で構成する任意団体。設立以来、円滑な取材活動や作家活動を行うとともに、会員相互の親睦と鉄道写真界の発展に寄与することを目的として、写真展やイベントの参加等、様々な活動を行っている。現在、会長(猪井貴志)以下正会員は30名で、賛助会員に出版社、写真機材メーカーなどが加盟している。