大元 一洋写真展
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げんきっ子、かしまっ子 Part II
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2/28 (木)
~3/6 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
2002年(平成14年)から鹿島台幼稚園の協力のもと撮り続けてきた作品で、主役はたくさんの表情を魅せてくれる園児たちである。
鹿島台幼稚園は、自然に恵まれた高台にあり、その眼下には田園が広がり、四季をからだで感じることができる環境に位置している。その園の皆さんの協力により、普段撮ることのできない子供たちの仕種を撮り続けてきた。
自発性、自由感を方針にしている園内の子供たちは、それぞれが思い通りに、興味津々で、ハラハラ、ドキドキした毎日を楽しんでいる。その一瞬のシャッターチャンスをとらえられるのは、子供たちとの信頼関係ができているからで、それが作品の中に表れている。
モノクローム作品。
作者のプロフィール
大元 一洋(オオモト カズウミ)
1939年山口県生まれ。66年より千葉県市原市在住。ニッコールクラブ千葉支部、写団モノクロ所属。
写真展に、07年「げんきっ子、かしまっ子」(ニコンサロンbis新宿)などがある。
山崎 勝範写真展
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アウトサイダー
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3/7 (木)
~3/13 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
公園や路地、都市の街角でさえ野良に出合うことがある。その猫は怪しく鋭い目つきで警戒する動きを見せながら、何かに怯えた不安な表情も返してくる。
一方、天下泰平の如く、気楽で居心地良さそうな姿も垣間見せている。かつてペットとして飼われていたものが遺棄されたり迷子になるなど、種々の事情によりそこに住みつくようになったのである。
野良はアウトサイダーとして、街の片隅を居場所に、社会の隙間に入り込み、生きている。その境遇、生き様を追っていると、背景にある混沌とする世相、街の気配、そこで暮らす人々が日常的に抱く感覚の底にあるものなどが重なってくる。
街の一画をテリトリーにした野良の喜怒哀楽を6年間にわたり追い求め、とらえた作品を展示する。カラー41点。
作者のプロフィール
山崎 勝範(ヤマザキ カツノリ)
1942年島根県安来市生まれ。SL撮影より写真に関わる。カメラ雑誌の月例年度賞、カメラメーカーコンテストにおいてグランプリなど受賞。2004年写塾AIM入会。有野永霧氏に師事。
山市 直佑写真展
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Oneness
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3/14 (木)
~3/20 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
作者はグローバリゼーションと縁遠いと感じでいた旧社会主義国家――カザフスタン、ルーマニア、ブルガリア、アゼルバイジャン、ウクライナ、そしてロシアを訪れた。
これらの国々でも、ビルが建ち並び、ショッピングモールがにぎわい、どこも風景が似てゆく。しかし、そこで作者が実感したことは、アクター、つまりその風景の担い手である住民が異なることによって、画一化されたように見える表層も、写真として並べてみると全く違うものになっている、ということだった。
表層に見る文化の違いは僅少になりながらも、はっきりとその文化的差異を残す。それが現代のグローバリゼーション文化なのではと作者はいう。
Onenessとは「同一性」と「特異性」という、相反する意味を併せ持つ。
グローバリゼーション文化とは、「同じ」であって、かつ「違う」という文化だ。そのアクターたちの表情や生活観を映像の中にとらえることで、その文化を改めて見つめようと試みる。
カラー約30点。
作者のプロフィール
山市 直佑(ヤマイチ ナオスケ)
1985年栃木県生まれ。07年日本写真芸術専門学校写真科卒業。07~08年同校助手として勤務。12年横浜国立大学経営学部修了。
主な写真展に、06年「川魚が跳ねた後」(コニカミノルタプラザ フォトプレミオ)、09年「Asian Today」(Juna21新宿ニコンサロン・大阪ニコンサロン)などがある。
池上 洋平写真展
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潜む光景
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3/21 (木)
~3/27 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
作者は、街やその土地の中に時間が静止したかのような場面があることに気付いた。
作者が訪れた街や土地は、どこも似たようなビルや家屋が建ち並び、どの場所も同じ光景が広がっていたが、その中で不意に顔を現す、時間が止まったかのようなシーンに強い存在感を感じ、そこに向けて作者はシャッター切った。その瞬間が喧騒の中であれ、静寂の中であれ、本来の時間の流れとは乖離した場面であるようにも感じた。
普段私達が見聞きしている騒がしい世界の裏側をこじ開けて凝視する行動は、作者に冷静な感情と、時には興奮を与え、その瞬間を淡々と、またある時には高揚しながら作者はシャッターを切った。
展示する作品は、そんな土地や街に潜むつい見過ごしてしまうような光景を、作者なりに捉えて形にしたもので、時が過ぎていくであろう、その光景を写真として表したものである。
モノクロ37点。
作者のプロフィール
池上 洋平(イケガミ ヨウヘイ)
1985年福岡県生まれ。2007年九州産業大学芸術学部写真学科入学。09年第9回上野彦馬賞入選。10年第12回コニカミノルタ フォト・プレミオ入賞。11年第12回上野彦馬賞入選。現在九州産業大芸術学部写真学科百瀬ゼミナール在籍中。
写真展(個展)に、10年「Island at border」(ニコン福岡サービスセンター フォトスクエア)、11年「対馬漂景」(新宿コニカミノルタプラザ)、グループ展に09年「ing」(福岡市美術館)、10年「From Island」(福岡アジア美術館)、「LINK」(福岡市美術館)、11年「Island Bound」(福岡アジア美術館)、「M」(福岡市美術館)などがある。
大阪府高等学校芸術文化連盟写真部会
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大阪府高等学校芸術文化祭写真部門 優秀作品展
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3/28 (木)
~4/3 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
毎年大阪府高等学校芸術文化連盟写真部会(略して芸文連)は、その年の活動の総決算として芸術文化祭(芸文祭)を開催している。
芸文祭は、高校生の単なる写真の発表の場だけではなく、入賞した作品の上位10点を全国高等学校芸術文化祭写真部門(全総文)に大阪代表として推薦しているので、各高等学校から一番力のこもった作品が集まり、現在34校、約430点の応募がある。
今年度の審査員は山崎祐二氏(日本写真映像専門学校)で、例年どおりハイレベルの競争になりそうだ。
作品は、大阪の高校生がカメラを通して、何を考え、何に関心を寄せているか、彼らに切り取られた写真そのものが、彼らの「現在」そのもの語っている。
今年は2月2日(土)・3日(日)に「エル・おおさか」で開催(予定)する。カラー約40点。