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ニコンサロン bis 新宿 2012年7月

日本大学芸術学部写真学科 写真展

写真
出て来い新人-日本大学芸術学部写真学科 気鋭学生写真展
6/26 (火) ~7/2 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本展は日本大学芸術学部写真学科新4年生による選抜展である。
大学において写真の技術や理論、表現領域を専門的に3年間学んだ学生のなかから、その成果としての作品が優秀であった10名を選抜した。
写真は本格的なデジタル時代を迎え、昨今その技術的な進歩は目を見張るものがある。また、写真が誕生して以来の銀塩写真も未だに健在である。大学でこれらの技術を自由に学び、そこから応用し、新旧技術を取り入れたハイブリッドな写真表現の作品も展示する。
なお、本展は今後、これら様々な写真技術を使いこなし、新たな写真表現に挑戦するのは今回選抜された学生をはじめとする若世代の力であるという考えのもとに行われる写真展である。
カラー41点・モノクロ23点。

団体のプロフィール

日本大学芸術学部写真学科
1921年日本大学法文学部内に芸術学部の前身である美学科を設置。39年日本大学専門部芸術科に写真科を設置。江古田に校舎が移転。49年新制大学設置基準により日本大学芸術学部となる。2009年写真学科創立70周年。11年日本大学芸術学部創立90周年を迎え、現在に至る。

奥山 和朗写真展

写真
Shibuya(私が生まれ育った街)
7/3 (火) ~7/9 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

作者は渋谷駅の近くで生まれ、二十歳過ぎまでそこに住んでいた。
作者が育った頃と現在とでは街もずいぶん様変わりしているが、渋谷は新宿や銀座とは違う空気感や人々の躍動感、自由でおしゃれな思い思いのファッション等、現在を楽しんで生きる人々の様子から、目を離せない街だという。そしてどんなに変化しても、作者はこの街が大好きで、ありのままの人々の日常の瞬間をさりげなく撮り続けたいと思っている。カラー54点。

作者のプロフィール

奥山 和朗(オクヤマ カズロウ)
1950年生まれ。86年日本カメラ年度賞、94年毎日新聞緑の写真コンテスト都知事賞、96年日本カメラ年度賞、2009年ニッコール大賞長岡賞受賞。

小栁 宣昭写真展

写真
中津 -高架下風景-
7/10 (火) ~7/16 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

「中津」と聞くと、ほとんどの人が大分県中津市を思い浮かべるだろうが、大阪にも「中津」という地名がある。そこは大阪の梅田と十三の間に位置する小さな町で、本展の作品は、そこを通る国道176号線と阪急電鉄の高架下風景を撮影したものである。
撮影を始めたのは2007年。きっかけは夕方の報道番組で放映された近ごろ中津が活気あるとの情報が始まりだった。ところが実際にそこへ行ってみると、人のいない商店街などがあるだけで、どこに活気があるのだろうと思う寂しい街の印象をもった。
しばらく歩くと高架下にたどり着いた。そこには不思議な世界が広がっていた。昼でも薄暗く、時間の感覚を失い、いつの時代かさえも迷ってしまうほどだ。どこまでも続く高架下なのに縦横に走る道路。不気味に光るナトリウム光。それからは、飽きもせず撮り続ける、作者にとって特別な場所となった。
少しずつ、中津高架下は変化している。しかし、作者が初めてそこに足を踏み入れた時の驚きは少しも変わらず、訪れるたびに新鮮な気持になれる空間だという。モノクロ40点。

作者のプロフィール

小栁 宣昭(コヤナギ ノブアキ)
大阪府出身。2005年末に交通事故で足に大きなケガをして3か月入院し、1年半のリハビリ生活を送る。その間、主治医からリハビリのための歩行を勧められ、目的もなく歩くことができず、カメラを手に散歩しながら撮影を始める。そして本格的に写真を学ぶために、07年京都造形芸術大学通信教育部写真コースに入学。11年卒業。

関 勝子写真展

写真
この子たち ~輝きのとき~
7/17 (火) ~7/23 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

世の中の良いも悪いも見、聞き、身にまとって少し煤けた作者の世代。そこから見える輝く世代、未来への予感を感じさせ、たとえそれが厳しい状況を撮った写真であっても、どこか心を和らげてくれる。
公園で、祭りで、旅の途中で…。
その小さな体は、さわやかな安らぎを与えてくれる。カラー42点。

作者のプロフィール

関 勝子(セキ カツコ)
1938年福岡県生まれ。67年東京に転居。96年写真を楽しむ仲間「せせらぎ」に入会。同年ニッコールクラブ入会。その後池袋支部に所属。

juna21 河合 智子写真展

写真
奇色(kiiro)
7/24 (火) ~7/30 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

目の前に見える現実の中にある違和感や歪み、それら一つ一つは与えられた問いであり、それが歪みであるのかただそこにある物として認識するのか、そこに気づきがあるかどうか。
この歪みや違和感は、作者にはなぞなぞの始まりでもある。
余計な物や情感を排除し切り取る事で、観る人にはそこには見えない行為を喚起させるのではないかと作者は思っている。カラー27点。

作者のプロフィール

河合 智子(カワイ トモコ)

青山 茂明写真展

写真
枯れ野讃歌
7/31 (火) ~8/6 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

枯れ野は、人に見向きもされないありふれた風景だが、四季の移ろいを一番身近に感じさせてくれる。
一見何の変哲もない景観の中には、「醜」と「美」の情感と、回春に備えての無限のエネルギーが秘められている。
そんな光景に作者は対峙し、自然の偉大さと摂理の妙に感嘆と敬意の念を抱くとともに、年々失われてゆきつつあるこの自然の風景に対する哀切の思いを、枯れ野としてたたえた作品である。
モノクロ30点。

作者のプロフィール

青山 茂明(アオヤマ シゲアキ)
1925年岐阜県土岐市生まれ。47年シベリヤより復員、写真を始める。56~78年商社勤務(63~66年ニューヨーク勤務)、78年退職し、写真に専念。現在に至る。

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