Nikon Imaging
Japan
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新宿ニコンサロン 2012年6月

juna21 青木 弘写真展

写真
ARAB SPRING ~アラブの春 リビア革命~
5/29 (火) ~6/4 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

2011年2月17日…
この日、リビアで「革命」が生まれた。

革命の連鎖が大陸を駆け抜ける。その黒く不透明な「何か」が、国全てを飲み込む。今までのものを否定し、新しく何かが生まれようともがき、苦しんでいる。
いったい何が正しいのか? 何が必要なのか? 何がゴールなのか?
誰もが、何もかもが全部当てずっぽうだと気付いていながら武器を持って立ち上がり、自由を求めて誰かを傷つけ、そして自ら傷ついていった。
まるで流行の病のように熱を帯びた「自由」を求めて様々な感情が飛び散る。人々は嘆き、悲しみ、勝利に喜び、そして憎む。革命という名の大義名分がまるで甘いフレンチトーストのように、真実をやさしく包み、怖いくらいピュアになっていく。
彼らと共に駆け抜けた暗黒の「冬」。ファインダーを通して見えた一筋の光。その光に導かれて、今、ゆっくりと「春」が訪れようとしている。モノクロ36点。

作者のプロフィール

青木 弘(アオキ ヒロシ)
1976年生まれ。写真家武政義夫氏に師事。英国留学を経て2002年よりフリーランスとして活動を始める。中東・アフリカの紛争地を中心に撮影を続けている。07年コニカミノルタフォト・プレミオ、さがみはら写真新人奨励賞受賞。
写真展に、個展「BORN UNDER FIRE -戦火の子どもたち-」(コニカミノルタプラザ/東京・相模原市民ギャラリー/神奈川・新宿ニコンサロン)、グループ展「FotoFreo2010 The City of Fremantle Photographic Festival」(Perth Australia)などがあり、作品は清里フォトアートミュージアムに所蔵されている。

鶴崎 燃写真展

写真
海を渡って -日本×ミャンマー-
6/5 (火) ~6/18 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

前作「海を渡って」-日本×満州- に続くシリーズ第二弾である。
日本は2010年から1年に30人、3年間で計90人を「第三国定住制度」に沿う形でタイ・ミャンマー国境のメラ難民キャンプからミャンマー難民として受け入れることになった。前半はこのことに触れ、第三国定住制度で日本に来た人たちのキャンプでの生活と日本に来てからの生活を比較する形でまとめてある。
後半は、独自に日本に来て、難民の認定や特別残留許可を受けたミャンマー人の生活や東日本大震災でボランティアとして働くミャンマー人の様子と、軍事政権から逃げ、タイ・ミャンマー国境の難民キャンプやキャンプ外のタイの町で生活するミャンマー人との様子を比較してある。
社会のグローバル化が進み、国家や地域間の人の動きは今後、ますます活発化すると思われる。今回は難民という特殊なケースではあるが、本展を通して、彼らの状況を知ることはもちろん、外国人をどう受け入れ、どう付き合っていくべきなのか、日本と日本人の生き方と姿勢を考えるきっかけになればと作者は考えている。カラー68点(37セット)

作者のプロフィール

鶴崎 燃(ツルサキ モユル)
1975年愛媛県生まれ。中部大学卒業。名古屋ビジュアルアーツ卒業。写真家大石芳野氏の助手を経て現在はフリーとして活動。2009年度三木淳賞奨励賞受賞。清里フォトアートミュージアムに写真収蔵。

juna21 西岡 潔写真展

写真
マトマニ
6/19 (火) ~6/25 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

不意に忘れていた光景が、はっと目の前に現れる。自分の奥深くに刻まれているものを掘り起こしているかのような、どこかに迷い込まされたかのような不思議な感覚。目の前にある風景がひと続きの風景ではなく、ひとつの“間”として見えてくる。そしてその中へ自分が入り込む。まるで“間”の住人であるかのように。
間と間に新たな“間”が現れ、その間を埋めるように写真を撮る。しかし、そこにできるのはまた新たな“間”。
ポカンと空いた自分の忘れていたスペースがそれで埋まればよいのだが、けっしてそうはいかない。そしてまた、間と間に(マトマニ)新たな間が現れ続けるのだろう。カラー約20点。

作者のプロフィール

西岡 潔(ニシオカ キヨシ)
1976年生まれ。大阪モード学園ファッションデザイン学科卒業。自然からのデザインの発想、民族の服飾デザインに興味をもち、98~2000年オーストラリア、東南アジアに滞在。それらの光景を撮影する。後に日本の自然と森を彷徨い撮り歩く。自分がその場に馴染む体感をするうちに“場”に対する意識が高まる。場の空間と時間を意識し、写真を撮る行為を続ける。
写真展に、01年「FRAGMENT OF MEMORY」(ギャラリー六式)、03年「まなざし」、05年「マホロ」(以上、BEATS GALLERY)、06年「樹海」平澤直治氏と2人展(BEATS GALLERY)、10年hitoto企画展 vol.3 4×5 hitoto Jam Session、「あをにそらい」小野ナホヨ氏と2人展(入江泰吉記念奈良市写真美術館)などがある。

6/26 (火) ~7/9 (月)
安世鴻写真展は諸般の事情により中止することといたしておりましたが、東京高等裁判所から、「ニコンサロンを安世鴻氏の写真展のために仮に使用させなければならない」との仮処分が発令されましたので、これに従って、安世鴻氏に対し新宿ニコンサロンを仮にご使用いただくことといたしました。
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