田中 雄一郎写真展
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大サンパウロ
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4/26 (木)
~5/2 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
作者は都市を歩くこと、見ること、聴くこと、そして撮ること。その繰り返しをずっと続けてきた。
2010年の5月の終わりから3ヶ月間、南米最大の都市サンパウロの街をせっせと歩き回った。混沌とした街は通りごとに顔を持ち、起伏に沿って造られた道は曲がりくねり、北へと昇る太陽はあっという間に方向感覚を失わせた。
大通りから路地に入ると、そこには延々と住宅街が広がり、閑静な住宅街の先には突然スラム街が現れる。繁華街の活気とは明らかに異なり、緊張感を伴う活気がそこにはある。その先には何事もなかったかのように落ち着いた家々が連なる。
雑多なものが街中に溢れ、それらは隠すことも隠されることもなく存在し、街には生命力が漲っている。幸福や暴力すらも、路地を曲がればそこに存在するかのようであり、何が現れようと不思議ではなかった。そこには絶えず、予測することもできない緊張感が私を包んでいた。
地形だけではない、起伏に富んだサンパウロの街を一括りにすることなど出来るはずもなく、ただ、ひたすらに歩くことで、サンパウロの街はその面積以上に作者の中で広がり続けた。展示する作品は、それらの断片である。モノクロ67点。
作者のプロフィール
田中 雄一郎(タナカ ユウイチロウ)
1978年埼玉県生まれ。2002年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。06年「第9回岡本太郎記念現代芸術大賞展」特別賞、07年「第10回岡本太郎現代芸術大賞展」特別賞(ともに角文平氏との共作)受賞。
写真展・個展に、02年個展「死旅」(市ヶ谷フォトスペース光陽/東京)、03年「side menu」(横浜LIGHT WORKS)、04年「陽の当たる場所」、05年「I SEE,BUT I CAN'T SEE ANYTHING」(以上、銀座GARELIE SOL)、06年「己に帰れ」(横浜牙狼画廊)、07年「ATLAS」(銀座GARELIE SOL)、08年同、09年「ATLAS BLACK」(以上、アジアフォトグラファーズギャラリー/福岡)があり、グループ展に、98年「ヤング・ポートフォリオ展」(清里フォトアートミュージアム)、06年「第9回岡本太郎記念現代芸術大賞展」、07年「第10回岡本太郎記念現代芸術大賞展」(ともに角文平氏との共作。以上、川崎市岡本太郎美術館)、「プレリュード筑豊」(アジアフォトグラファーズギャラリー/福岡)、「デジタルアートフェスティバル東京2007」(ともに角文平氏との共作。パナソニックセンター東京)などがある。
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2011年度TopEyeフォトフォトサロン入賞作品展
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5/3 (木)
~5/9 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
ニコンイメージングジャパンでは、写真部で活動する中学、高校生の皆さんを応援する写真情報誌『TopEye』を年5回(4、6、10、12、2月)発行し、全国の中学校、高等学校の写真部に無料でお届けしています。
『TopEye』は1979年に創刊。以来30年余りに渡って多くの写真部の皆さんにご愛読いただいておりますが、その活動の主眼として創刊当時から開催している誌上フォトコンテストが「フォトフォトサロン」です。4月号を除いた年4回行われ、それぞれに「TopEye賞(最優秀賞)」および「準TopEye賞」各1点、「入選」3点、「佳作」5点を選出します。上位入賞者には表彰状の他にニコンデジタルカメラなどの賞品を贈呈する、本格的なコンテストです。毎回、数百名の中学、高校生から意欲的な作品が寄せられ、中にはプロの写真家にも劣らぬ技術と感性が発揮された作品も少なくありません。なお4月号では「先生だけのフォトフォトサロン」として写真部顧問の先生方から作品を募り誌上で発表しています。
今回の写真展では、2011年度の「フォトフォトサロン」「先生だけのフォトフォトサロン」における入賞作品を展示します。
土居 迪子写真展
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風のまちかど
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5/10 (木)
~5/16 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
作者は、おもに関西を中心に、ぶらぶら歩きながら、まちかどの写真を撮っている。
時代を感じさせる古い家の隣に新しい家が並び、路には白線や矢印、空には電線が家々をつないでいる。そして元気な子どもたちや、まちを行き交う人々に出会ったり、路地の奥に思いがけず懐かしい風景を見つけたりで楽しい。作者は、まちを歩き、写真を撮ることは、自分の日記と感じている。展示する作品は、最近3年間に撮影したものから、まちの表情をまとめたものである。
カラー40点。
作者のプロフィール
土居 迪子(ドイ ミチコ)
1941山口県柳井市生まれ。92年全日本写真連盟兵庫県支部ぐるっぺ「ヒロ」入会。2006年FCC杉浦正和写真教室area(エリア)に参加。
茂 幸子写真展
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累世下町
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5/17 (木)
~5/23 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
商店街を一筋入れば、流れる空気の中に生活の息遣いが聞こえてくる。
昭和・平成と生きてきた下町の現在(いま)を、作者は切り詰めたファインダーの中で、残された原風景として撮りたい、撮ってみようと思った。
そんな気持ちに駆られながら、四季折々に見せる町の表情、機微に導かれつつ、路地裏や残された町を歩きつづけ、撮り続けた。
振り返れば時代の流れの速さに、消されてゆく下町の今、作者自身の心の残り、留まって欲しい。そんな思いのなかで、少しでも下町の臨場感を伝えられたらと願っている。カラー40点。
作者のプロフィール
茂 幸子(シゲル サチコ)
大阪市出身。
デジスコ倶楽部写真展
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第9回デジスコ写真展
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5/24 (木)
~5/30 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
フィールドスコープとコンパクトデジタルカメラを繋ぎ合わせた通称「デジスコ」は、機材総重量2.5~7㎏と、女性でも簡単に持ち運びできるコンパクトな機材で、フルスケールのデジタル一眼レフ撮影機材を上回る、鮮明で色鮮やかなのが特徴である。
本展では、焦点距離1000~6000㎜での超望遠で撮影された全国のデジスコ倶楽部会員の作品から厳選された野鳥や小動物・昆虫・植物などのネイチャー系のカラー写真70点を展示する。作品は、今回は1000~1400万画素クラスのデジタルカメラでの作品も多く、A4・A3サイズでの作品を展示する。
団体のプロフィール
デジスコ倶楽部
超望遠撮影法「デジスコ」を趣味とする愛好家約1,300名が集まって運営している写真や撮影法をテーマにしたグループ。野鳥や昆虫、植物を被写体とし、趣味を通しての人的交流を目的としている。イベント運営は、入門者の指導・情報の交流・撮影マナーの啓蒙・写真コンテスト・写真展・デジスコ講習会・デジスコ体験会・会報「デジスコ倶楽部だより」の配信などを行っている。