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2011年度TopEyeフォトフォトサロン入賞作品展
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3/27 (火)
~4/2 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
ニコンイメージングジャパンでは、写真部で活動する中学、高校生の皆さんを応援する写真情報誌『TopEye』を年5回(4、6、10、12、2月)発行し、全国の中学校、高等学校の写真部に無料でお届けしています。
『TopEye』は1979年に創刊。以来30年余りに渡って多くの写真部の皆さんにご愛読いただいておりますが、その活動の主眼として創刊当時から開催している誌上フォトコンテストが「フォトフォトサロン」です。4月号を除いた年4回行われ、それぞれに「TopEye賞(最優秀賞)」および「準TopEye賞」各1点、「入選」3点、「佳作」5点を選出します。上位入賞者には表彰状の他にニコンデジタルカメラなどの賞品を贈呈する、本格的なコンテストです。毎回、数百名の中学、高校生から意欲的な作品が寄せられ、中にはプロの写真家にも劣らぬ技術と感性が発揮された作品も少なくありません。なお4月号では「先生だけのフォトフォトサロン」として写真部顧問の先生方から作品を募り誌上で発表しています。
今回の写真展では、2011年度の「フォトフォトサロン」「先生だけのフォトフォトサロン」における入賞作品を展示します。
大澤 寛幸写真展
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コトドワタシ
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4/3 (火)
~4/9 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
1986年4月26日に発生したチェルノブイリの原発事故。当時、作者は7歳だった。
事故の重大性を理解するには幼すぎたが、放射能という目に見えない恐怖を理解するには十分な年齢だった。すなわち『死』への恐怖。作者の自我は死への恐怖と共に目覚めた。
そして、2011年3月11日。東日本大震災による津波発生。さまざまなトラブルが重なり福島第一原発は電源を喪失し、冷却機能を失う。加えて、水素が原因と思われる爆発が生じ、施設の破壊、及び放射性物質の拡散。炉心溶融。格納容器の破損。
4月12日、IAEAは暫定的であるもののチェルノブイリと同レベルの事故としてレベル7を宣言。喧伝され続けた安全神話は完全に崩壊した。
様々なメディアで繰り返し使われる『ただちに影響は無い』という言葉。私たちはその言葉によって、放射性物質への恐怖が麻痺してしまった。
眼前に広がる光景は、これまでとなんら変わることがない。木々や水や土は変わらずそこにあり続ける。だがそれは恐怖と共にある。それは漠然とした恐怖だ。
今回の写真展では場所や時間の感覚を出来うる限り消失させることで、漠然とした恐怖感と、美しく居心地の良い世界、2つの相反する力が同居する作画を心がけた。報道写真とは違う感覚的・抽象的手法で現在の私たちを取り巻く状況を訴えたい。モノクロ45点。
作者のプロフィール
1978年静岡県生まれ。99年大阪芸術大学入学。
写真展に、2001年日中展(中国・北京)、02年日韓展(韓国・ソウル)、04年「ニガヨモギ」(大阪・CASO)、06年「ニガヨモギ」(新宿・大阪ニコンサロン)、07年「ロンギヌス」(静岡・ヨーズギャラリー)、08年「中空の背骨」(新宿・ナグネ)、09年「ツクモガミ」(新宿・ナグネ)、ほか個展・グループ展多数
柿本 完二写真展
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里山の彩り
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4/10 (火)
~4/16 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
里山とは、人の力で自然を保ち、人間と自然が共生する場所である。
全国各地で開発が進み、日本の原風景とも言われる「里山風景」も年々減少していて、開発か保存かの議論は絶えない。
作者の住む東京都稲城市は新宿から電車で30分の距離にあり、線路を挟んで川崎市麻生区とも隣接しているところである。この地域は“谷戸”と呼ばれるところが多く、開発の波がおしよせてきていない。
春は桜、夏は蝉しぐれ、実りの秋、深々と降る雪。
ここには1年を通して我々人間が忘れている自然の営みがある。そんな素晴らしい風景を、将来に残していきたいものだ。カラー50点。
作者のプロフィール
1949年大阪市生まれ。ニコン塾フォトコンサルタントとして全国のアマチュア写真愛好家に「写真の楽しさ」を伝えるかたわら、写真作家として身近な「植物たちの造形」と自宅周辺に残る「里山」風景の記録を続けている。日本写真家協会会員。
写真展に、ニコンサロンbis新宿、大阪で「フォルム」「里山」など5回の個展開催している。
東日本読売写真クラブ 写真展
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2012東日本読売写真クラブ連合展
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4/17 (火)
~4/23 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
本連合展は、東日本の読売写真クラブ(YPC)ごとにテーマを決め、競り合うグループ対抗戦で、1995年の第1回を皮切りに今回で17回目を迎える。
会員は、所属する各クラブのそれぞれそのテーマに向かって一年がかりで作品作りに励み、膨大な数の作品が地区ごとの例会に提出される。そこで勝ち抜いた作品が代表作品となって本展に展示され、最終審査を迎える。
審査基準はテーマ性や群写真としてのまとまりなどが重んじられ、優れた単写真を集めただけでは勝ちぬくことができない。
歴代の最優秀クラブ賞を最も多く獲得しているのは6回の埼玉YPCで、前回は群馬YPCが「上毛カルタのたび」で受賞をした。また、各YPCには得意分野があり、それも見どころである。
管洋志氏、熊切圭介氏、竹内敏信氏らの写真家が歴代の審査委員を務められ、応募点数は開催ごとに増加する傾向にある。カラー119点(予定)。
団体のプロフィール
<読売写真クラブ>
読売写真クラブ(YPC)は、読売新聞社が母体となり全国の写真愛好家が集う写真クラブである。現在、全国に38クラブ6000名を超える会員が在籍する。1982年、宇都宮市に一番目となる栃木YPCが発足してから今年で30年目、自主独立による運営を基本とし、各YPCがそれぞれ例会、撮影会、勉強会、作品展などを通して活動を行っている。
YPCの特徴は、各クラブの例会などに、読売新聞社の現役カメラマンや写真家が精力的に出向き、審査やセミナーを行っていることである。また、審査で選ばれた上位作品は読売新聞の地域版に掲載されることも魅力の一つとなっている。さらに全国レベルの写真コンクールや撮影会なども定期的に開催されており、初心者から上級者まで自分に合った参加が可能である。
神田 開主写真展
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追想の地図
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4/24 (火)
~4/30 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休
写真展内容
作者は、生まれ育った場所を離れることが多くなって、しばらくが経った。
故郷と呼ぶほど遠いものではないが、昔ほどこの地に身を置くこともなくなって慣れ親しんだ景色は少し遠いものとなっている。
暮らしていた頃は気にも留めなかったが、意識してみると場所は思いのほか変わっていて、記憶とは違う景色が混在する眺めは、いつしか自分の中に小さなわだかまりをつくっていた。
いつまでもそこにあると思っていたものは、気付けば記憶の中だけのものになっていて、いずれは記憶の片隅からも消え去るのかもしれない。
日々曖昧になっていくものを失わないように、作者はその姿を今ここに留めておきたいと思った。
モノクロ40点。
作者のプロフィール
1986年埼玉県生まれ。2009年日本写真芸術専門学校PA科卒業。11年同研究科卒業。
写真展に、09年「真昼の夜空」(新宿ニコンサロン)がある。