Nikon Imaging
Japan
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ニコンサロン bis 大阪 2011年12月

juna21 石倉 徳弘

写真
SHINE
12/1 (木) ~12/7 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

カメラを肩に掛け、いつものように街を歩く。
ふいに驚愕、恐怖、緊張、興味といった感情が同時に芽生える。
胸の鼓動が強くなる。
被写体に出会えた時だ。
他に何も見えなくなる。
声をかけ、必ず了承を得て撮影させていただく。
「自分は自分」
素敵な個性を感じる。
被写体の目、顔、手、服から湧き出る「生きている」という存在感を見てほしい。
生き様を見てほしい。
力強く輝きを放っている。
何故、出会えたのだろう。
天にでも感謝するしかない。
被写体の方たちに出会えなかったら、1枚も写真を撮影することができていないのだから。
断られてしまうことも少なくないけど、あの感情に出会えるなら、何処にだって行くし、何時間だって歩くし、何日でも待つ。
中途半端な気持で撮影したくない。
自分にとって本物しか撮影しない。
被写体に対して尊厳の気持ちを持ち、真摯な姿勢でいたいと思う。
正々堂々、真正面から撮影し続ける。
カラー40点。

作者のプロフィール

1984年茨城県生まれ。05年東京ビジュアルアーツ卒業。
写真展に、05年個展「SHOUT」(IKAZUCHI/東京)、06年グループ展「RAINBAW」(Queen’s Square/神奈川)などがある。

保科 宗玄

写真
東京・下町空間
12/8 (木) ~12/14 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

今なお何度も何度も繰返し訪ねている東京の下町、墨田区京島(きょうじま)は、作者に一期一会とは違った出会いを沢山体験させてくれる。
東京には高度成長と共にビル化した町も多く、何時の頃からか隣人すら知らない関係になり、やがて知らない方が良い…といった風潮に変わってしまった。
そんな東京にあって、ここは“東京の町はそうじゃなかった。こんな町だったんだ”と気付かせてくれ、人の情や暮らしの大切な部分も思い出させてくれる町だ。
繰返し通っているからこそ出会えた人たちの表情や町空間を通して、作者は忘れかけた何かを思い出し、感じてもらいたいと願っている。カラー40点。

作者のプロフィール

1956年生まれ。東京在住約10年間にわたって野鳥、特にカワセミ・ヤマセミの撮影をする。その後、ジャズのライブ撮影や街角のスナップなど、主に人を対象とした撮影に機軸を移し今日に至る。その中でも、繰り返し訪れる事でライフワークの一つとなりつつあるのが、墨田区京島の街並みと人々の撮影である。

山本 富久

写真
The messages of the Rocks 「妖怪」
12/15 (木) ~12/21 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

舞台は、神々の宿ると言われている熊野地方である。
元来、物事の表面を見るだけでは満足できない作者は、歳を重ねるほどにそんな思いが強くなってきた。具象的なものから観念的なものへの興味の変化なのだろうか。
紀州の風光明媚な海岸線に絶えることなく打ち寄せる波しぶき。それらによって描かれてきた無数の岩肌紋様は、いつしか作者に何かを語りかけるようになってきた。そして、私たちが生きる「様」をも彷彿させるようになってきた。
漫画家の水木しげる氏は、作品を描いていく中で、「妖怪を見た」と話しているが、じつは作者もそんな思いをしている。
「妖怪」とは「ばけもの・あやしいもの」とある。人々はこの世で、それぞれの妖怪らしき面を秘めて生きているのかもしれない。作者は、岩の紋様を見ているとそんなことを感じるという。
カラー40点。

作者のプロフィール

1937年和歌山県生まれ。和歌山県立田辺高等学校普通科卒業。日本写真協会会員。ニッコールクラブ会員。全日本写真連盟会員。写団「創和」会員。

梅辻 敦子

写真
街(予感)
12/22 (木) ~12/29 (木)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

毎日のように繰り返される何気ない日々の中、さまざまな人が行き交う街。
瞬きをするくらいの短い時間で出会った、顔も名前も知らない人達。
先を急ぐ人、たたずむ人。価値観も違う。
それぞれの人が色々な想いを持っていて、迷ったり、ときめいたり、やりきれなかったり、どうしようもない気持ちを持ちながらも自分と向き合い、今を生きている。
作者は、そういう微妙に揺れ動く眼に見えない想いや瞬間をイメージし、予期せずに出会った瞬間に何かを感じ、想いが心に響き、愛おしい気持ちでシャッターを切った。撮影をしていくうちに、もしかしたら被写体を通して自分自身を投影しているのかもしれないという思いにもなった。
喧騒の中、シャッターを切った瞬間、時が止まったかのような静寂が訪れた。しかし、また日常が続く。そして、それは眩しくて、今日より素敵なその先へ続いている。カラー40点。

作者のプロフィール

大阪府出身。2003年よりアートボックスゼロに所属。

年末年始休館
12/30 (金) ~1/4 (水)
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