Nikon Imaging
Japan
プレミアム会員 ニコンイメージング会員

大阪ニコンサロン 2011年10月

juna21 小原 佐和子

写真
神の真庭
9/29 (木) ~10/5 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

久高島は沖縄県知念村にある周囲約8キロメートルの南北に細長い離島で、琉球の祖神アマミキヨが初めて降り立った琉球王朝開闢の地である。
「神の島」と呼ばれる島には、古くから御嶽(うたき)と呼ばれるニライカナイから神や祖先が来訪するとされる場所が島中に点在し、まるで聖地の中に集落があるようだ。
この島では、生まれた子どもに「あまり偉くなってはいけない」という意味の祝詞を捧げる。離島という過酷な環境の下で、女は「神人」男は「海人」として、その生涯は生まれた時から定められていたという。
その一生を通じ「神の島」久高島で生まれたことを誇りとし、神人として神を祀り、神を支えとし、神を見つめ、神に包まれながら暮らしを営み、その島で死んでいく。
神は島のあちこちに立ち現れ、島民の生と死をみつめ続けてきたのかもしれない。それが現在に至るも綿々と続いていることを、作者はファインダー越しに感じている。モノクロ42点。

作者のプロフィール

1979年埼玉県生まれ。2002年日本大学芸術学部写真学科卒業。現在写真家・映画監督の本橋成一氏に師事。

写真
ニコンフォトコンテストインターナショナル
2010-2011 入賞作品展
10/6 (木) ~10/19 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

ニコン フォトコンテスト インターナショナルは、「世界中の写真愛好家が、プロフェッショナルとアマチュアの枠を越えて交流できる場を提供し、写真文化の発展に貢献すること」を目的に、株式会社ニコン(社長:木村眞琴)が1969年から開催している、歴史ある世界最大規模の国際写真コンテストで、近年は隔年に開催しています。
33回目を迎える今回は、2010年9月~11月の3カ月間、「自由題目」と「Energy」の2部門にて、世界中から作品を募りました。応募作品は、153の国と地域から過去最高の23,308名の応募、60,000点以上の作品が寄せられました。
「自由題目」では、テーマや題材に一切の規定を設けず、心に感じたままを自由に表現した作品を広く募集し、「Energy」では、強く心を動かされた情景や人物、自らを動かす源となっているものや、エナジーを感じさせる作品を募りました。
また、若い世代の写真愛好家を応援するという趣旨のもとに設けた「ヤングフォトグラファー賞」(29歳以下の応募者対象・若いエネルギーや新しい視点が感じられた作品)には、前回同様4作品が選出されました。
本展では、地域や民族の枠を越えて選出された入賞作品53点(グランプリ1作品、「自由題目」部門16作品、「Energy 」部門16作品、「ヤングフォトグラファー賞」4作品、同次点16作品)を紹介します。いずれも独自のスタイルをもつ魅力的な作品であると同時に、撮影者のさまざまな想いが作品に凝縮されており、社会的な側面や人間の本質をとらえた作品が多く見られます。

審査員:
土田ヒロミ氏(委員長) 関口照生氏 大石芳野氏 南川三治郎氏 鈴木英雄氏 大坂 寛 氏
長島有里枝氏(ニコン イメージングジャパン代表審査員)
Ms. Robin Layton(Nikon Inc. 代表審査員)
Mr. Vincent Munier(Nikon Europe B.V. 代表審査員)
Mr. David Dare Parker(Nikon Hong Kong 代表審査員)

全日本写真連盟

写真
全日本写真展2011
10/20 (木) ~10/26 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

39回目を迎えた「全日本写真展 2011」のテーマは、身のまわりの暮らしや風俗、人間の営み、政治経済に至るまで、“あなたのセンスで現代を切り撮ろう”である。
展示する作品には、変貌する都市や農村、地方に残る昔ながらの暮らしなど、全日本写真連盟の会員をはじめとする全国のアマチュアカメラマンや高校生が、足で歩いて捜し出した“現代のひとコマ”が写し出されている。
本展は、「国際写真サロン」、「日本の自然」とともに全日本写真連盟が主催する代表的な公募写真コンテストで、一般の部、高校生の部の2部門に分けている。本作品展では入賞作品一般の部113点、高校生の部44点の合わせて157点を展示する。なお、入賞作品集を制作し、記録として残している。

団体のプロフィール

<全日本写真連盟>
全日本写真連盟は1926年(大正15年)に創設され、朝日新聞社が後援する全国的な組織で、現在約2万人の会員を擁する写真愛好家の団体である。

松原 豊

写真
村の記憶
10/27 (木) ~11/2 (水)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

2006年春、平成の大合併で三重県の地図から「村」が消えた。
ある村はある町へ、ある村は市へ名前を変えた。行政区分上の名前を変えたからといって、すぐに人々の暮らしやその土地の風景が変ってしまう訳ではないが、それでも作者に「何かが変ってしまうような気がする」そんな衝動が起きたのも事実である。
かつて「村」と呼ばれていたところの場所や人々の暮らしを、余韻が残っているうちに写真記録しようと思い立ち、個人的に撮影をしてきた。出来る限り細部まで描写して写真に定着させ残したいという思いから4×5インチの大型カメラを使用して、1枚1枚時間をかけて撮影した。細密描写しようとしたのは、記録でそこから抽出される世界は記憶なのだ、と感じるからである。
本展では平成の大合併後、三重県の地図上から消えた9村を訪ねた作品を中心に、県内の村の余韻を残す場所を撮影した作品を加えて展示する。モノクロ約30点。

作者のプロフィール

1967年三重県生まれ。91年東京写真専門学校名古屋校(現・名古屋ビジュアルアーツ)卒業後、撮影アシスタントなどを経て独立。2004年三重県津市美里町の古民家に移住。三重県のローカル誌「NAGI」(月兎舎)、「Kalas」(kalas編集室)や広報誌などの撮影をするかたわら、“村を記憶する写真師”として4×5インチ判大型カメラを携えて、三重県の農山村を訪ねて記録する撮影を続けている。現在名古屋ビジュアルアーツ非常勤講師。(社)日本写真家協会会員。
主な活動に、98年7月写真展「御蚕さまの居るところ」(青山ホカリファインアートギャラリー/東京)を開催。2005年10月「50年後に残しておきたいわがまち展」 (松菱/三重県津市) において撮影・展示。06年12月NHKおはよう東海「村の記憶を撮り続けて」に出演。09年2月大杉谷自然学校にて「地域を記録し伝え残す写真技術」講座を担当。10年3月写真展「村の記憶」(三重県立美術館県民ギャラリー)を開催。5月三重県立図書館講座「三重を写す」トークライブに写真家中里氏、浅田氏と出演。9月「Kalas」に写真〈界隈〉を連載開始。10月なごや発! 等身大の暮らし提案誌「棲」(2010年秋冬号)特集〈いま、里山が楽しい〉で紹介される。11月グループ展「NAGOYA VISUAL ARTS PHOTO EXHIBITION 2010」(名古屋ビジュアルアーツ)開催。11年6月写真集『村の記憶』(月兎舎)を出版。

ニコンイメージングプレミアム会員
ニコンイメージング会員