Nikon Imaging
Japan
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新宿ニコンサロン 2011年8月

juna21 小原 佐和子

写真
神の真庭
7/26 (火) ~8/1 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

久高島は沖縄県知念村にある周囲約8キロメートルの南北に細長い離島で、琉球の祖神アマミキヨが初めて降り立った琉球王朝開闢の地である。
「神の島」と呼ばれる島には、古くから御嶽(うたき)と呼ばれるニライカナイから神や祖先が来訪するとされる場所が島中に点在し、まるで聖地の中に集落があるようだ。
この島では、生まれた子どもに「あまり偉くなってはいけない」という意味の祝詞を捧げる。離島という過酷な環境の下で、女は「神人」男は「海人」として、その生涯は生まれた時から定められていたという。
その一生を通じ「神の島」久高島で生まれたことを誇りとし、神人として神を祀り、神を支えとし、神を見つめ、神に包まれながら暮らしを営み、その島で死んでいく。
神は島のあちこちに立ち現れ、島民の生と死をみつめ続けてきたのかもしれない。それが現在に至るも綿々と続いていることを、作者はファインダー越しに感じている。モノクロ42点。

作者のプロフィール

1979年埼玉県生まれ。2002年日本大学芸術学部写真学科卒業。現在写真家・映画監督の本橋成一氏に師事。

全日本写真連盟

写真
全日本写真展2011
8/2 (火) ~8/8 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

39回目を迎えた「全日本写真展 2011」のテーマは、身のまわりの暮らしや風俗、人間の営み、政治経済に至るまで、“あなたのセンスで現代を切り撮ろう”である。
展示する作品には、変貌する都市や農村、地方に残る昔ながらの暮らしなど、全日本写真連盟の会員をはじめとする全国のアマチュアカメラマンや高校生が、足で歩いて捜し出した“現代のひとコマ”が写し出されている。
本展は、「国際写真サロン」、「日本の自然」とともに全日本写真連盟が主催する代表的な公募写真コンテストで、一般の部、高校生の部の2部門に分けている。本作品展では入賞作品一般の部113点、高校生の部44点の合わせて157点を展示する。なお、入賞作品集を制作し、記録として残している。
本写真展は新宿ニコンサロンでの開催後、本年10月20日(木)~10月26日(水)、大阪ニコンサロンにおいても開催し、その後全国の主要都市を巡回する。

団体のプロフィール

<全日本写真連盟>
全日本写真連盟は1926年(大正15年)に創設され、朝日新聞社が後援する全国的な組織で、現在約2万人の会員を擁する写真愛好家の団体である。

小栗 寿一

写真
風の叫び、波の声
8/9 (火) ~8/20 (土)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休 【休館:8月21日(日)・22日(月)】

写真展内容

写真を志し、心機一転沖縄に居を構えたのが6年前であった。
沖縄の地を歩いて、歩き続けても、何故か人々の前に立ってカメラを向けることができなかった。その底にあったのは、沖縄の重く、深い歴史が作者の身体の一部分にも染みていなかった。その恥ずかしさが心に引っかかっていたことであった。
改めて沖縄の歴史を学ぶに従って、少しずつ方向性が見えてきたのが2年前であった。
心を寄せ、再び歩き始めると、培った時間は自分の感力に拡がり、その手応えがより行動的にしてくれた。
作者は、これらの写真を起点にし、これからもしっかりと澄んだ目で沖縄を見続けたいと思っている。モノクロ45点。

作者のプロフィール

1970年生まれ。静岡県浜松市出身。立教大学卒業。日本写真学園卒業。現在介護福祉士の仕事をしながら、沖縄各地で撮影を行っている。

juna21 上坂 怜夫

写真
My Generation
8/23 (火) ~8/29 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

70年代後半に生まれた作者の世代は、幼い頃から様々なものがアナログからデジタルへと変遷してゆく時代を過ごしてきた。
写真もその一つ、フィルムが減少し、デジタルカメラやカメラ付携帯電話が普及し、以前にも増して写真がより身近な存在になってきている。その中で写真といわれて、何を思い浮かべるのか、写真の概念は世代によって徐々に変化してきている。
作品は全てフィルムカメラを使って撮影した写真に、iphoneのアプリInstagramのフィルタを被せたものだが、作者はこの手法を試す中、時代が先へと進んでいくことに少し違和感や寂しさを感じている自分と、フィルムで写した写真がInstagramで大きくフォーカスが崩れ、色味も想像を超えて激しく変っていくところを、どこか楽しんでいる自分とが共存していることに気づいた。
ただ一つ変わらないことは、私たちの心の中にはいつも「今」しかないということだ。限りない今の積み重ねが1時間、1日、1年と積み重なっていく。写真がその限りない数の今を残してくれていること、これはどの世代も変わりはない。この写真が今後10年、20年経ったときにどう映るのか。いつか過ぎ去った今を思い出したとき、そのいつかの未来は「今」の写し方が変っているのだろうか。カラー40点。

作者のプロフィール

1977年生まれ。学習院大学経済学部卒業。大学卒業後メーカー勤務し、プロダクトデザイン担当を経て写真を撮り始める。第39回APAアワード入選。第36回JPS展入選。ほかグループ展等に参加。現在写真表現中村教室に在籍中。

鈴木 篤男

写真
風貌(第二東名)
8/30 (火) ~9/12 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

作者の家から車で30分位の所にある第二東名吉原ジャンクションを撮り始めたのは2006年のことで、以来車で30~40分位の所が主たる撮影地である。
山間の現場での10数メートルに及ぶ支柱の群れに驚き、夢中でシャッターを切ってから今日まで、日々変化していく道の姿とその周辺を、場所を変え、時間帯を選び、年ごとに姿、形を変えていく光景に魅了され、撮り続けてきた。
西は浜松引佐町から東は御殿場までの静岡県は2012年に開通する予定であるが、それぞれ現在の東名と接続して使用する。モノクロ約40点。

作者のプロフィール

1942年静岡県生まれ。故木村仲久氏に師事。写真集団影法師所属。
写真展に、2005年「原野風景」、07年「「時の襞」富士の裾野」(新宿ニコンサロン)、10年「大河風貌 天竜川」(銀座ニコンサロン)などがある。

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