Ryan Libre
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Portraits of Independence:
Inside the Kachin Independence Army(カチン独立運動の内側から)
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4/27 (火)
~5/3 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休
写真展内容
カチンの政治的リーダーは、ミャンマーの軍事政府に対して信念を持って交渉しており、その態度を見てカチンの一般市民は、勇気と誇りを持ち続けることができる。
カチンの牧師は、信仰を人々に誠実に語り、一般市民は、共に支えあいながら強く生きている。とくに学生は、カチンを平和でよりよい未来にするために強い決意と切迫感を持って学習している。
カチンのような過酷な状況にいる人々も、強さや信念、誠実さや決意、勤勉や希望を持って生きている。
作者のプロフィール
Ryan Libre(ライアン リブレ)
危機報道やその他の分野で The Pulitzer Center から活動の資金援助を受けているフォトジャーナリスト。アジアに住んで8年になる(主に夏は北海道、冬は東南アジアで活動)。アジアのドキュメンタリーをより深いものにするため、NGOである Documentary Arts Asiaを設立した。2009年の冬は、ミャンマーのカチン独立軍人の支配下で3ヶ月過ごし写真を撮った。
今までに『過激派裸足の僧侶たち』や『ジャングルの民主主義の孤児院』など12冊の本を出版。また、フジフィルム(札幌)、The BBC、The Pulitzer Center、ワシントンタイムズ、京都ジャーナル、バンコクポスト、グローバルポスト、Get Lost、アウトドアジャパン、The Irrawaddy などで仕事をしている。
児玉 洋之
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にほん霊異記
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5/4 (火)
~5/17 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休
写真展内容
作者が求めているのは日常の中で覗かせる非日常の光景である。
街には奇想天外なロマンやドラマが見え隠れする。それが、いつ、どこで、どのように起こるのか、誰も予想はできないし、めったに遭遇することもない。
非日常の光景に出合うと、作者の視線はくぎづけになる。瞬間、その光景をカメラに収めたいという焦燥感にかられ、撮り終えると安堵感で心が満たされる。それはまるで子供がびっくり箱をあけた時に覚える驚きと広がりに似ている。
日本最古の仏教説話集『日本霊異記』の中に非日常の光景を垣間見るのと似たようなことが、現在の街角にも息づいているのを感じる。カラー41点。
作者のプロフィール
児玉 洋之(コダマ ヒロユキ)
1946年山口県生まれ。84年ニッコールクラブ入会。2000年写塾AIM入塾(有野永霧氏に師事)
第16回酒田市土門拳文化賞受賞作品展
三栖 幸生
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時景(ときけい)
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5/18 (火)
~5/31 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休
写真展内容
作者が身の回りの景色を撮るようになったのは、懐かしい景色が変わっていくことへの郷愁と残しておかなければとの小さな使命感だった。
撮り始めた頃は、日本全体が生活のリズムを無視したかのように激しく動いていたときである。東京近郊の作者の住む町も、日々に変化していた。建物が壊されて空き地が目立ちはじめ、次々に新しい建物や道路がつくられていった。バブルに踊らされ、そしてはじけた時代背景の中、変化する瞬間、懐かしい風景、気になった景色にレンズを向け続けた。
更地になった空地をみると、そこにどんな建物があったのか思い出せないことが多い。見慣れていたはずの景色は、時間の経過とともに作者の記憶の外に流れ去って、変化してしまった景色が以前からの変わらぬ景色に映ってしまう。時間の流れの中で見つめてきたものを忘れてしまわないために、記録と記憶に留めるために作者は地域を見つめた。その景色はその時代に確かにそこにあった。
撮影期間は1990年から2008年までの19年間で、撮影地は神奈川県県央地区(厚木市、大和市、海老名市、伊勢原市、綾瀬市、愛川町、清川村、相模原市城山町)と隣接する町田市、横浜市、川崎市、茅ヶ崎市、寒川町、松田町である。モノクロ30点。
作者のプロフィール
三栖 幸生(ミス ユキオ)
1945年神奈川県生まれ。64年県立厚木高校卒業。68年日本大学文理学部卒業。2006年3月厚木市役所定年退職(38年間勤務)。09年3月厚木市市民ギャラリー(3年間勤務)。日本写真協会会員。厚木写友会会長。
写真展に、09年「時 ときけい 景」(銀座ニコンサロン)のほか、厚木写友会、東京カメラ倶楽部、モノクロームの会等においてグループ展多数開催。