Nikon Imaging
Japan
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新宿ニコンサロン 2010年3月

諏訪 稔

出口
3/2 (火) ~3/15 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休

写真展内容

誰でも一度や二度はリセットしたいと思ったことがあるだろう。社会的なしがらみではなく、私的なことを。
たとえば、辛いこと、悲しいこと、悔しいことがあったとき、自分の弱さを率直に表現できなかったとき…。そんなとき、僕たちは独りの時間が持てる「場所」を求める。それは単に独りになれる場所ではなく、空間的にも精神的にも独りの時間が持てるオリジナルの場所。
しかし、人はどこで、どうやって独りになるのだろう…? そんな疑問から、作者はインターネットで見知らぬ人を募集し、彼らと、それぞれの「リセットできる場所」を訪れた。そして、それぞれの過去のリセット体験を再現してもらった。リセットする行為、それぞれのオリジナルの場所、そこに何があるのだろうか?
カラー70点

作者のプロフィール

諏訪 稔(スワ ミノル)
1970年生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。
写真展に、91年東京工芸大学短期大学部卒業写真展、94年グループ展「惑星」(ギャラリー下北沢)、97年「ラブコロッケ」(WORLD WIDE LOVE)、2000年グループ展「STAY GOLD」(スタジオ エビス ギャラリー)、04年グループ展「6000 Miles」(Zushi/カーディフ・イギリス)などがある。

柴田 れいこ

Sakura さくら 日本人と結婚した外国人女性たち
3/16 (火) ~3/29 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休

写真展内容

作品は、日本人男性と国際結婚して、日本人社会の中でたくましく前向きに暮らす全国の外国人女性のポートレートである。
作者は彼女たちの姿を多くの人に伝えたいと思い、日本各地に暮らしている彼女たちを取材した。撮影にあたっては、彼女たちが暮らす街の風景を背景に、できる限り彼女たち母国の民族衣装やその国のイメージが現れるようなコスチュームを身につけてもらった。民族衣装は彼女たちの生まれ育った文化的背景を伝えるものであり、その鮮やかな美しさはとても魅力的だからである。
作者が彼女たちを伝えたいと思ったのは、自分が2001年に半年間アメリカで暮らした経験からである。まずぶつかったのは言葉の壁、そして文化や習慣の違いによる戸惑いであった。さまざまな偏見もあった。
異国で、外国人として暮らしたこの体験から、作者は日本人社会の中に生きる彼女たちの姿に重なる思いがある。日本人家族の一員となり、母となって異文化の中で暮らしていくことは、とても大変なことである。
作者は、彼女たちがさまざまな困難を乗り越えて地域の中に溶け込み、日本の地に根付いて、美しい花を咲かせてほしいと願っている。カラー40点。

作者のプロフィール

柴田 れいこ(シバタ レイコ)
1948年岡山県生まれ。2005年大阪芸術大学写真学科卒業。
写真展に、05年「天女の羽衣」(銀座ニコンサロン・大阪ニコンサロン)、09年同(ギャラリー・トムテの森/岡山)などがある。

島内 英佑

セピア色の吉野川
3/30 (火) ~4/5 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休

写真展内容

半世紀前の1958・59年(昭和33・34年)、作者は高知、愛媛の県境から流れ出る大河吉野川の源流から河口までをたどり、流域の風景と人々の暮らしをカメラに収めた。日本大学芸術学部写真学科の卒業制作としてであった。
その後20年を経て、再度同じ場所、同じ人々を訪ね、定点観測撮影を行なった。そして「20年前」と「現在」の2枚セットの写真を並べ、1979年「吉野川ふたむかし」として銀座ニコンサロンで発表、写真集も出版した。
さらに、その20年後も定点観測を続行、「40年前」、「20年前」、「現在」の3枚をセットにして「時の流れ―吉野川の40年―」をまとめ、2000年に写真展で発表、同時に写真集も出版した。
撮影は現在も継続中である。今回は「50年前」、「30年前」、「10年前」、「現在」の4枚セットの構成が基本となる。
50年間で流域の風景や暮らしぶりはどう変わったのか、あの人はどうなったか、定点観測の写真で「記録の力」を実感していただきたい。
カラー30点・モノクロ33点。

作者のプロフィール

島内 英佑(シマウチ エイスケ)
1937年高知県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。光文社写真部員、平凡社の雑誌「太陽」嘱託写真家を経てフリーに。日本写真家協会会員。日本写真協会会員。日本旅行作家協会常任理事。NHK文化センター講師。
北極・南極を始め、海外取材も多く、長期取材はフランス、ポルトガル、パプアニューギニア、台湾など。客船「飛鳥」の世界一周クルーズには100日間フルクルーズを3回同乗取材。雑誌、出版物を主体に活動。ルポルタージュ、人物、風景、紀行写真などを得意とする。
写真展に、「ボンジュール パリ!」(銀座ニコンサロン・新宿ニコンサロン)、「フランスの詩」(三菱ギャラリー)、「南の風」(キャノンサロン 東京・大阪・名古屋・広島・高知)、「吉野川ふたむかし」(銀座ニコンサロン・大阪ニコンサロン、キタムラカメラギャラリー 徳島)、「パプア・ニューギニア・ナウ」(アテネ・フランセ文化センター)、「秘湯・名湯・露天風呂」(イトーヨーカドー 各店巡回)、「ふるさと」(銀座ニコンサロン)、「惜別」(銀座ニコンサロン・大阪ニコンサロン)、「吉野川 ‘58~’59」(JCIIフォトサロン)、「時の流れ―吉野川の40年」(コニカプラザ)、「100日間世界一周」(コニカプラザ 東京・札幌)、「地球のてっぺんに立つ―北極点到達の旅」(コニカプラザ)、「白い大地―南極への旅」(キャノンSタワー オープンギャラリー)、「南極―白い大地」(アイデムフォトギャラリー・シリウス)、「飛鳥の航跡―世界一周航海より」(日本郵船歴史博物館)など多数。

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