2009年11月 |
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松本 孝一展 |
11/3 (火)~11/9 (月) 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 会期中無休 |
<写真展内容> 深夜の風景に、惑星を感じる。 最終バスを降りた深夜1時。微かに光り続ける青白い街灯や、通りがかるものにスポットライトをあてる防犯用センサーライトの人工光が、子どものころ真夜中に見た近未来映画のワンシーンを思い出させる。ガソリンスタンドの点滅するLED看板に照らされる枯れた花や、目の前を走り抜ける黒猫から銀河鉄道の宇宙世界へとつながる。それらは作者をどことなく不安にさせながら物語を進めいていく。 宇宙を想像しながら、今日も深夜のバス停から家に帰る。 カラー30点。 |
<作者のプロフィール> 松本 孝一(マツモト コウイチ) 1976年東京生まれ。2008年より須田一政ワークショップに参加。01年コニカフォトプレミオ特別賞受賞。09年富士フォトサロン新人賞奨励賞受賞。 写真展に、00年「REMENBER ME?」(新宿コニカプラザ)などがある。 |
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桜木 義隆展 |
11/10 (火)~11/16 (月) 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 会期中無休 |
<写真展内容> 21世紀を迎え、10年を過ごした日本。潤いの社会から不可視の社会へと突入し行き場を見失った。 都市の透き間を吹き抜ける、冷やかな風。近代化、繁栄を求めた都市の夢影、幻影、泡影。 暗視社会に陥った不安定な光と影……、醒都が出現する。 カラー35点 |
<作者のプロフィール> 桜木 義隆(サクラギ ヨシタカ) 1948年福岡県生まれ。東洋大学経営学部商学科卒業。ニッコールクラブ会員。 |
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太田 雅康展 |
11/17 (火)~11/23 (月) 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 会期中無休 |
<写真展内容> 商店街、繁華街、盛り場という日常に密着し、買い物から遊びまで満たしてくれる街。そこは、各店の宣伝のための看板が個性を競いあっていて、無秩序で猥雑的である。しかしなぜか温かさと心地良さを感じることもある。 道があり、人が行き交う街。作者自身が遊び、学んだことが思い出される。しかし昨今は大規模開発によりビルの中に街がつくられている。人家と商家のある街「町場」という言葉が懐かしい。 カラー40点。 |
<作者のプロフィール> 太田 雅康(オオタ マサヤス) 1939年東京生まれ。写真展に、79~82年三菱月光ギャラリー写真企画「DAM」同人展5回、2003年「街路図―愛しの街」、06年「鉄色の街―東京・大田区」(以上、新宿ニコンサロンbis)などがある。 |
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小野 淳也展 |
11/24 (火)~11/30 (月) 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 会期中無休 |
<写真展内容> 作者の中で「写真」というのは、自分の「記憶」である。 作者は、祖母が病気になった時、いつしか祖母もいなくなってしまうと感じた。今まで当たり前に存在していた彼女がいなくなってしまう。そう思った時に、大切な人との「今」を「記憶」に残したいと思い、彼女の生活を撮り始めた。 彼女のあらゆる表情やボケてしまった彼女の行動をカメラごしに「記憶」していく。 人は永遠には生きられない。だからこそ作者は「今」を「記憶」する。 カラー36点。 |
<作者のプロフィール> 小野 淳也(オノ ジュンヤ) 1987年岡山県生まれ。現在日本大学芸術学部写真学科4年生。 |