Nikon Imaging
Japan
プレミアム会員 ニコンイメージング会員

新宿ニコンサロン

2009年9月

ニコンサロン特別展
中華人民共和国建国60周年記念写真展
馮 學敏(Feng Xue-Min)展





四川・パンダの故郷

9/2 (水)~9/8 (火)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
8/8 (土)、8/9 (日) 休館



<写真展内容>
中国の国宝パンダをはじめ、四川省各地の少数民族によって培われた歴史、自然、民族風情を、作者独特の視点で捉えたもので、出展する作品はすべて未公開の作品である。
取材は、昨年(2008年)5月12日、千年来発生したことのなかった震度8の四川大地震前後4回にわたって作者が中国に帰国し撮影を行ったものだが、震災後の悲惨さを写したものではなく、四川の美しき魂、壮大な山河、優れた人々、そこにある溢れんばかりの活力ある精神の美――つまり最も感動する人心の驚くべき美を表現している。
本展は、2009年10月1日の中華人民共和国建国60周年を祝うとともに、大地震に対する日本人の支援への感謝と、本展開催による中国へのより深い理解は、両国の民間レベルでの文化交流を拡大・促進する上で、積極的な役割を果たすと期待されるものである。
カラー50点。

■主催:「四川・パンダの故郷」写真展実行委員会
■後援:中国大使館、四川省人民政府新聞弁公室、四川省観光局、人民日報海外版、新華社東京支社、(社)日本中国友好協会、日本中国文化交流協会



<作者のプロフィール>
馮 學敏(Feng Xue-Min)
1953年中国上海生まれ。70年雲南農場知識青年となる。82年上海画報社写真記者となる。85年中国新聞出版協会国費研修生として来日、講談社写真部にて研修。89年日本大学芸術学部研究所研究生となる。95年(株)旭通信社(現(株)ADK)写真部副部長就任。96年北京人民大会堂で開幕レセプションを催した中国中央テレビの番組「東方の子」で紹介される。97年上海師範大学客員教授就任。2000年米国ロサンゼルス撮影協会名誉顧問に就任。米国アルハンブラ市、モントレイパーク市名誉市民となる。中国文化部より「世界華人傑出芸術家」の称号を受ける。02年NHKBSハイビジョンにて「天空の棚田・写真家馮学敏雲南の旅」が放送される。04年(株)ADKクリエイティブフォトルーム部長就任。06年米国ニューヨーク国連本部にて写真展「心の故郷―中国文化の旅」開催。07年写真展「貴州民族風情」(東京・上海)開催。写真集『貴州・菜の花の故郷』刊行。08年写真展「故郷の詩」(長崎・福岡美術館)開催。
●会員:88年中国写真家協会会員、01年日本写真家協会会員
●写真展〔個展 1986~2009年〕:「日本、東京、朋友」「馮學敏日本滞在写真展」「紹興酒の故郷」「長白山参の故郷」「景徳鎮・磁器の故郷」「馮學敏写真展」「雲南、馮學敏写真展」「故郷、馮學敏写真展」「雲南、プーアール茶の故郷」「遥かなる大地」「雲南、天空の棚田」「心の故郷・中国文化の旅」
(開催地・開催場所:北京中国美術館、上海美術館、雲南省博物館、景徳鎮市博物館、紹興市博物館、平遥国際撮影博覧会、台北および日本東京都写真美術館、福岡美術館、長崎美術館、米国、国連本部、カナダ、フランス)
●聯合展〔2002~09年〕:メルボルン芸術博覧会(オーストラリア)、スイス芸術博覧会、シカゴ芸術博覧会、サンフランシスコ芸術博覧会(以上米国)、スペイン芸術博覧会
●巡回展:1999年太陽賞受賞作品「雲南」日本全国巡回展
●写真集〔1991~2009年〕:「馮學敏撮影芸術」「日本ショーウインドウ芸術」「長白山参」「日本ショーウインドウ造形芸術」「紹興酒の故郷」「磁器・景徳鎮の故郷」「プーアール茶の故郷」「遥かなる大地」「中国の青・中国の赤」「貴州・菜の花の故郷」「四川・パンダの故郷」「雲南・稲作の故郷」「チベット心霊の故郷」(出版予定)
●コレクション:中国美術館(4作品)、上海美術館(6作品)、紹興市博物館(2作品)、景徳鎮市美術館(4作品)、東京都写真美術館(6作品)、中国駐日大使館(4作品)、ニューヨーク国連総部(2作品)
●受賞:1999年「雲南」で第36回「太陽賞」大賞受賞。2000年「チベット族老婦」で「世界華人芸術大賞」金賞受賞

ページトップへ戻る


ニコンフォトコンテストインターナショナル2008-2009入賞作品展



9/9 (水)~9/22 (火)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
ニコン フォトコンテスト インターナショナルは、「世界中の写真愛好家が、プロフェッショナルとアマチュアの枠を越えて交流できる場を提供し、写真文化の発展に貢献すること」を目的に、株式会社ニコン(社長:苅谷道郎)が1969年から開催している、歴史ある世界最大規模の国際写真コンテストで、近年は隔年に開催しています。
32回目を迎える今回は、ニコン映像カンパニーのブランドステートメントでもある“At the heart of the image(アット ザ ハート オブ ジ イメージ)”をテーマに、2008年9月~11月の3カ月間、「自由題目」と「My Planet」の2部門にて、郵送またはインターネット経由で世界中から作品を募りました。応募作品は、過去最高の153の国と地域から前回を上回る51,000点の作品が寄せられました。
「自由題目」では、テーマや題材に一切の規定を設けず、心に感じたままを自由に表現した作品を広く募集し、「My Planet」では、地球環境から身近な風景、愛する人やモノまで、撮影者の心の内にあるPlanetをテーマに表現した作品を募りました。
なお今回は、写真用レンズ「NIKKOR(ニッコール)」発売75周年を記念し、「NIKKOR 75th 記念賞」を新たに創設しました。また、若い世代の写真愛好家を応援するという趣旨のもとに設けた「ヤングフォトグラファー賞」(29歳以下の応募者対象・若いエネルギーや新しい視点が感じられた作品)には、前回同様4作品が選出されました。
本展では、地域や民族の枠を越えて選出された入賞作品52点(グランプリ1作品、NIKKOR 75th 記念賞1作品、「自由題目」部門16作品、「My Planet」部門14作品、「ヤングフォトグラファー賞」4作品、同次点16作品)を紹介します。いずれも独自のスタイルをもつ魅力的な作品であると同時に、撮影者のさまざまな想いが作品に凝縮されており、社会的な側面や人間の本質をとらえた作品が多く見られます。

■グランプリ
 「Cave Of Hope」 Maung Maung Gyi(ミャンマー)
■NIKKOR 75th 記念賞
 「At the heart of the kaszuby forest」 Kacper Kowalski(ポーランド)
■「自由題目部門」 第1位
 「Quarrel」 Zsolt Kudich(ハンガリー)
■「My Planet」部門 第1位
 「Friends」 Peter Allinson(アメリカ)
■ヤングフォトグラファー賞
 「Flow of Life」 Elena Chernyshova(ロシア)
 「Ganges Bather」 Danny Ghitis(アメリカ)
 「AMEN2」 Aydin Berk Bilgin(トルコ)
 「みんなで考えよう。」 Yuta Kawai(川合悠太・日本)

審査員   中谷吉隆氏(委員長) 野町和嘉氏 三好和義氏 今岡昌子氏 宮崎 学 氏 山口高志氏
池本さやか氏(ニコン イメージングジャパン代表審査員)
Ms. Ami Vitale(Nikon Inc. 代表審査員)
Ms. Claudia Hinterseer(Nikon Europe B.V. 代表審査員)
Mr. Alptekin Baloglu(Nikon Hong Kong 代表審査員)

ページトップへ戻る


千田 貴子展





沙漠の雨

9/23 (水)~10/6 (火)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
中国の西域、新疆ウイグル自治区。その中央部に日本がすっぽり入ってしまう広大なタクラマカン沙漠が広がっている。
天山山脈から吹き降ろす風につつまれ、日常生活から解放された思いと少しばかりの不安を抱きながら、作者はタクラマカンを縦断するバスに揺られていた。
窓を通り過ぎる風景は、記憶の底に沈んだ光景を呼び起こすように次から次へと作者の中に飛び込んでくる。時折、重そうな荷物を積んだトラックとすれ違いながら、沈みゆく夕日に向かって、どこまでもまっすぐな道を次のオアシスに向かってバスは走って行く。
突然どこからともなくどす黒い低い雲が空を覆った。雨である。砂で汚れた窓に黒い雨粒が打ちつける。乾ききった大地に吸い込まれるように雨が染み込んでいく。たちまち辺りは湿度を帯びた風景に変わっていった。モノクロ約40点。



<作者のプロフィール>
千田 貴子(チダ タカコ)
1972年東京生まれ。
写真展に、95年展「FOTOGRAFIA IN UMBRIA」(イタリア、グループ展)、96年「東京パンチ」(PAP FACTORY/東京・原宿、グループ展)、2001年第12回ヤング・ジャパニーズ・フォトグラファーズ展(奈良)、02年「東川自由フォーラム2002 アンデパンダン展」(北海道東川町)、03年「Glass-Walled Hemisphere」(ウィリアムモリス/東京、個展)、「ガラスの半球 Glass-Walled Hemisphere」(銀座ニコンサロン)、「Hèm isphére vitré」(Galerie Plus du Sud/フランス・アルル、個展)、06年「スモールワールド」(こどじ、個展)、「Anonymous City」(新宿ニコンサロン・大阪ニコンサロン)、07年「きのうと今日のあいだ」(こどじ/東京、個展)、「千田貴子作品展2000-2006」(横浜みなと町ギャラリー、個展)、「STRATO FOTOGRAFICO写真の地層展vol.9」(世田谷美術館 区民ギャラリー、グループ展)、08年「2007年度ヤングポートフォリオ展」(清里フォトアートミュージアム)、「きのうと今日のあいだII」(こどじ、個展)、二人展「記憶の小箱」私と祖父を繋ぐもの~千田貴子+小布施隆俊(サロン・ド・ヴェール 長野県小諸)、「シルクロードへ―14人の眼」(ニコンサロンbis、グループ展)、09年「きのうと今日のあいだIII」(こどじ、個展)などがある。
パブリックコレクション:フランス国立図書館、清里フォトアートミュージアム
ニコンイメージングプレミアム会員
ニコンイメージング会員