2009年8月 |
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秋山 洋子展 |
8/4 (火)~8/10 (月) 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 会期中無休 |
<写真展内容> 東京下町の浅草橋で小さな洋食屋を営む三代目に嫁ぎ、子供の成長写真すら撮ったことのなかった作者が、子育てを終えてからカメラを趣味として、今まで日頃忘れかけていた情景、見失っていた日々の生活の小さな物事へ目が向けられてゆき、楽しく夢中にさせられた。 身近な所に浅草観音様があり、地元の人はもとより、全国各地から、また海外から集う老若男女の願い事や喜びを、観光の目とは異なった視点でとらえ、写し続けた作品群である。カラー70点。 |
<作者のプロフィール> 秋山 洋子(アキヤマ ヨウコ) 1941年長野県生まれ。2002年ニッコールクラブ50周年記念コンテストにおいて大賞を、同年フォトシティさがみはら賞において金賞受賞。07年アサヒカメラ組写真の部年度賞1位。 |
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ヨコハマ水中写真クラブ展 |
8/11 (火)~8/24 (月) 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 8/16 (日)、8/17 (月) 休館 |
<写真展内容> 本展は、ニッコールクラブ会報誌フォトコンテスト「ネイチャー・フォトサロン」で年度賞を受賞した4名(佐野しゅんじ(第1回受賞者)、加地早苗(第2回受賞)、御園生 智(第3回受賞者)、河本新二(第6回受賞者))のメンバーによる作品展である。 展示する作品は「ネイチャー・フォトサロン」の入賞作品をはじめ、これまでチャレンジしてきた作品を中心に構成し、グループのフォトコンテストの歩みが一覧できる。また、作品から環境問題の重要性、海の中の美しさと感動、そして写真撮影の楽しさを感じてもらいたいと願っている。カラー28点。 |
<グループのプロフィール> ニッコールクラブの会員で、自然環境の重要性と海の中の素晴らしさを感じて撮影を続けている。 |
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幸田 大地展 |
8/25 (火)~8/31 (月) 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 会期中無休 |
<写真展内容> 順調な経済成長の中、発展を続けるインド。しかし、そうした発展から切り離され、時代に取り残され続ける人たちがいる。カースト制度の中で穢らわしい存在とされ、抑圧・差別の対象であり続けてきた不可触民の人々である。 彼らは自らを「抑圧されし者」と言う意味を込め、Dalit(ダリット)と呼ぶ。 カースト制自体が憲法で禁止されている中、それでもインドの人々の生活にはカーストが深く浸透し、現在も事実上はカーストによって事柄が様々に左右される。そうしたシステムの上に成り立っているのがインドという国そのものなのかもしれない。そしてダリットは常にそのシステムの下敷きとなり、苦しみ続けてきた。 作者が彼らと対峙した時、そうした状況を受け入れて生きていかなくてはいけない彼らの運命が、あまりにも残酷であるということを感じないわけにはいかなかった。 本展では、作者が『不可触』というアイデンティティーを抱え、困難な状況の中を生きるダリットの人々の姿を追いかけ、差別という現実が何なのかを表現しようとしている。モノクロ30点。 |
<作者のプロフィール> 幸田 大地(コウダ ダイチ) 1983年生まれ。20歳で写真を始める。写真展に2006年「Living in the conflict Israel/Palestine」(コニカミノルタフォトプレミオ)などがある。 |