Yee I Lann:作風にデジタル写真技法を果敢に取り入れ、写真に美術的な要素を織り込んだ作品。
Erna Dyanty:広角技法によって都市の持つ美しさを表現。
Aziril Ismail:監獄の建物の様子を描写することによって囚人の思いを瞑想。
Bernice Chauly:京劇の俳優の動きを通して役者の技の本質に迫る。
Lim Hock Seng:大型カメラによって繊細な描写をする一方で、被写体の左右対称の面白さを白黒の世界で表現。
Eiffel Chong:光の不可思議な光景を捉えて新たな写真観を訴求。
Tan Chee Hong:人々の生活のスナップを、心霊写真を思わせる作風によって表現。
Alex Wong:光と影の織り成す優雅な状況を捉えた作品。
Pang Khee Thik:静寂な夜の遊園地を映し出して昼の喧騒とを比較。
Alex Moh:大胆な構図で日常の空間を表現。
このように、それぞれ作風の異なる個性的な彼らの作品からは、今同国で起こっている写真界の動きを覗き見ることができ、大変興味深く、意義がある。