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石田 一生展 [ゆきつ、もどりつ。[湯布院―東京 2008]]
4/21 (火)~4/27 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休 |
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<写真展内容>
世界は光で満ちあふれている。刻々と変化する光はつかまえどころがない。構えた瞬間に、その光は消え失せてしまっている。重く鈍い木製のビューカメラを構え、シャッターを開閉し、光を導く。偶然、閉じ込められた光は世界を形づくる。
湾岸から山間へ。
旅は、作者の父親が亡くなってから始まった。年数回、東京の自宅と湯布院にある実家を往復する。たいていは土曜日の早朝に東京を発ち、湯布院での用事を済ませて、月曜日の午前中に東京に舞い戻る。
撮影のための旅ではなく、日々の光景を描写する旅。傍らに8×10インチのビューカメラと一本の古びたレンズを携え、光の複雑なディテールを写し取る。それは、特定のテーマを追求するというより、スナップ写真のような日常の記録写真を撮る行為に近い。
「ゆきつ、もどりつ。」しながら描写した湾岸と山間風景の大型プリントを2点1組で提示することで、それぞれの光景が放つ同一性や差異をより際立たせて展示する。
カラー36点。 |
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<作者のプロフィール>
石田 一生(イシダ イッショウ)
1960年大分県生まれ。雑誌編集を経てデザイン制作会社、広告制作会社に勤務後、独立。長年、グラフィックデザインの仕事に携わる。96年より大型ビューカメラで身近な風景を撮り始める。 |
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