Nikon Imaging
Japan
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新宿ニコンサロン


加藤 文彦展
[屋久島 山水]

4/14 (火)~4/20 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
作者が屋久島へ通い始めて12年が過ぎたが、同じ場所を幾度となく訪れても、一度として同じ表情はなかった。季節や天候、時間に応じてそれぞれ違う美しさを見せてくれている。とりわけ作者が気に入っているのが霧に包まれた森や渓谷である。
屋久島は洋上に位置しているため、海上を移動する水分を含んだ空気が山脈にぶつかり、霧や雨を生じさせる。およそ1000m以上の山岳部は、下界が晴れでも、雨や霧に包まれることが多い。そこに浮かび上がる湿度の高い森や沢は幽玄の世界へ変化し、永遠の時間が流れ始める。
移り行く景色は刻々と変化し、一瞬たりとも留まることを知らず、湿度が織りなす色を失った濃淡だけの水墨画の世界を堪能することができる。モノクロ36点。



<作者のプロフィール>
加藤 文彦(カトウ フミヒコ)
1951年大阪市生まれ。同志社大学中退。商業写真スタジオ勤務を経て独立。加藤写真事務所設立。現在建築写真を中心に活動中。 写真展に、89年「中南米写真漫遊記」(スタジオCOCO/京都)、91年「NIGHT LIGHTS」(FLOG/東京・四谷)、92年同展(PRINTZ/京都)、2005年「「QUIET LIFE」サボテンの神秘生活」(新宿ニコンサロン・大阪ニコンサロン)、07年「屋久島 沢と源流」(銀座ニコンサロン・大阪ニコンサロン)、「PORTRAIT OF CACUTAS」(銀座コダックフォトサロン)、08年「晴れた日に永遠が見える」(コニカミノルタプラザ新宿)、「古への憧憬」(オリンパスギャラリー東京)、アルル国際写真フェスティバル参加などがある。
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