大阪ニコンサロン

上條治子展
[ぶらり海まで]
4/2 (木)～4/8 (水)
11：00～19：00（最終日は15：00まで）
会期中無休

＜写真展内容＞
「なぜ、海なの？」
作者は、よくそう聞かれる。
作者にもはっきり答えられない。でも、海岸線に沿ってぶらりと歩いていると、なぜか胸がときめくのである。
気の遠くなるほど遥か昔、生物は海から生まれたという。そのせいでもないだろうが、作者は海に母の故郷を思うような懐かしさを感じる。そして海から吹いてくる風や、絶え間なく寄せてくる波音と共に暮らす人々、海と暮らしが織りあわせた布地のように分かちがたく結ばれている、海辺に住む人々の日常に、限りなく共感を覚える。時折言葉を交わしながら、そんな人々の飾らない日常を、海辺の風景の中に撮り続けることが作者の今の一番の楽しみである。
カラー41点。

＜作者のプロフィール＞
上條治子（カミジョウハルコ）
1939年東京都生まれ。80年写真を始める。96年全日本写真連盟兵庫県委員。三軌会会員。兵庫県写真作家協会会員。日本写真協会会員。写塾・AIM所属。