Nikon Imaging
Japan
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銀座ニコンサロン


海野 和男展
[蝶の道]

1/5 (月)~1/20 (火)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
バスが未舗装の道にさしかかると、水を飲みに路上におりていた蝶たちが一斉に飛び上がった。作者が10歳の頃長野県で見た光景だ。
風景の中に蝶がいて、おぼろげな背景の中で、蝶だけがやけに鮮明に脳裏に焼き付いた。蝶は水たまりから水を飲む習性がある。土から溶け出したミネラル分を摂取するためだという。不思議なことに集るのは全てオスだ。
2006年作者はペルー・アマゾンの、無数の蝶が飛び交う路上を歩いていた。少年時代の蝶との出会いが鮮明によみがえってきた。写真を撮ることさえ忘れ、憑かれたように、ただただ歩き続けた。
2007年、2008年と作者は、マレーシア、マダガスカル、フランス、そして日本各地に蝶を追った。
本展を開催するにあたり、写真をセレクトしていくと、未だ歩き続ける作者がいるのみだった。作者にとっての「蝶の道」はまだまだ続いているが、展示する作品は最新作をメインに、1980年ごろからの古い写真も何点か展示する。カラー約50点。



<作者のプロフィール>
海野 和男(ウンノ カズオ)
1947年東京生まれ。東京農工大学卒業。少年時代より蝶に魅せられ、大学卒業後は昆虫写真家として活動を開始する。熱帯に憧れ、アジア、中南米などの熱帯雨林の昆虫を精力的に撮影。90年より長野県小諸市に拠点を構え、日本の昆虫と自然を地道に追う生活に入る。99年からデジタルカメラで毎日撮影し、コメント共に毎日更新する「小諸日記」をWEB上で開始する。
94年、「昆虫の擬態」で日本写真協会年度賞受賞。現在日本自然科学写真協会会長。日本写真家協会会員。ニッコールクラブ顧問。
写真集に『昆虫の擬態』『虫たちの惑星』『チョウの飛ぶ風景』『デジタルカメラで撮る海野和男昆虫写真』などがあり、他に100冊を超える子供向けの写真集、著作がある。
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