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平野 直子展
[風のゆくえ 都市のドラマを写して]
11/18 (火)~11/24 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休 |
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<写真展内容>
平成元年から19年まで、大都市とそこで出会った普通の人々を撮り続けた作品である。
止ることの知らない都市東京。撮っても撮っても撮りたりない。この都会でシャッターを切るのは、夥しい場面の海原の中から一つ取り出すことである。その一つに自分との接点を見つける。
スナップの手法で撮るので、構図やシャッターチャンスなどはほとんど計算できない。コンタクトプリントではじめてフレミングを選ぶと、思いもかけない普通の人々のドラマがそこにあり、作者の目が見逃したものが記録され、現実と非現実の境目すれすれの所で人の無意識が写っていて、カメラの力に感心する。
都市の風はどこへ、どのように吹いていくのか。カメラの目で見守りたい。
なお作者は、現実の被写体から色をとり、シロからクロの間で抽象化するモノクロに魅せられ続けている。モノクロ33点。 |
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<作者のプロフィール>
平野 直子(ヒラノ ナオコ)
東京都出身。88年ファインダー21(モノクロ女性グループ)に入会し、水本一義師(札幌ビジュアルアーツ)の指導を受け、現在に至る。95年現代写真研究所本科卒業。グループ展を多数開催。 |
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