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Japan
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ニコンサロン bis 大阪


川端 一三展
[寡黙な聖地]

10/9 (木)~10/15 (水)
11:00~19:00(最終日は15:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
近代社会が発展するにつれて自然環境はどんどん破壊され、日本の風景が変わりつつある。
神代の時代より引き継がれてきた神社の起こりは、自然界の山、海、巨石、巨樹などに特定の神々が宿ると考えられたことによる。
昔の人々は、その神々に五穀豊穣を祈願し、海辺の人々は航海の安全と大漁を願い、祭りを重ねてきた。その催しを続けていくうちに祭壇は神社へと姿を変え、神を迎え導く門「鳥居」が生まれた。
村や町のいたるところに設けられた鳥居は、神社に至る神の通り道とされ、その自然風物的な存在感は、日本の風景に独特な趣を醸し出している。このように永年の風雨に黙々と耐える鳥居に歴史のことを聞けば、それぞれの時代の興味深い話が聞けるかもしれない。
鳥居はこれからも日本を黙って見守りながら、日本人の心に神の表象を伝え、自然を愛し、自然と共存し、古い文化を守ることの大切さを語り続けるだろう。モノクロ50点。



<作者のプロフィール>
川端 一三(カワバタ イチゾウ)
1980年地懐社入会(95年退会)。95年写団「風」。2003年写塾AIM入会。06年富士フォトギャラリー個展開催(ニューヨーク編)。
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