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Japan
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銀座ニコンサロン


Russell Scott Peagler展
[Dear Passengers ―敬愛なる乗客の皆様へ]

8/6 (水)~8/19 (火)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
8/9 (土)、8/10 (日) 休館



<写真展内容>
タイトルである「Dear Passengers (敬愛なる乗客の皆様へ)」は北京発ラサ行きの列車の中で何度も聞いた車内放送の冒頭のフレーズ。その冒頭に続き作られすぎた英国訛りの車内英語放送で並べられる偽り。本展は反復する歴史の中で作者が自分はこの世界という名の列車の乗客でしかないという事実を実感させられ、自ら愛するチベット族の未来を危ぶみ、表現した作品。どれだけの犠牲を前にすれば我々は傍観し、素通りし続けることに疑問を抱き始めるのであろうか。どれだけの偽りを耳にすれば我々は真実を求め立ち上がるのであろうか。我々は幼い頃に持っていた心をまた見つけることができるのか、自分達の真の声を探し出すことができるのか、そしていつになれば神に見放されたこの列車から我々は自らの意思で下車する日が来るのであろうかと。絵葉書にあるような色彩豊かで浮世離れしている遠いチベットではなく作者の見たありのままのチベットの姿を主眼としつつ、チベットだけではなく世界中であらゆる国や地域、民族に対し迫害、虐殺が行われ続けていることに対する深憂を表現した作品が『Dear Passengers-敬愛なる乗客の皆様へ』である。モノクロ44点



<作者のプロフィール>
Russell Scott Peagler(ラッセル・スコット・ピーグラー)
1980年米国サウスカロライナ州生まれ。サウスカロライナ州立大学ランダー大学英文学部卒業後、米国にて政治科学国際政治学専攻、修士課程修了。上智大学比較文化学部にて日本語を学ぶ。2003年来日後、現在まで日本在住。作品は、これまで5誌の米国芸術誌に掲載。
写真展は、07~08年にかけて、米国モサントギャラリー、文京区Whitehouse & Co.ギャラリー、Café Works Luftig、Jazz喫茶「映画館」、渋谷区La Mugginaなどで5回開催している。
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