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寺田 篤正展 [「図鑑II」第二東名工事現場2001~2007]
7/10 (木)~7/16 (水)
11:00~19:00(最終日は15:00まで)
会期中無休 |
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<写真展内容>
「図鑑」とは、作者の生きている時代と場所を、作者なりに「見て、考えて、感じた」ものの記録である。
1989年に銀座ニコンサロンで開催した「図鑑1976-1987」に続く本展は、作者の住む静岡県西部―浜松市・藤枝市―を中心に撮影したものである。
「工事現場」は、作者の家から車で約10分~40分ほどの所にあり、自然の中が多く、森林、田畑、川、谷間、里山、墓、小さな集落などを壊しながら工事は進んでいる。完成したコンクリートの建造物は、自然の中に溶け込むように設計されていて、その「美しさ」と「奇妙さ」は、「人間の身勝手」が一層現れているように思う。
第二東名高速道路は、本当に必要なのか。「全線完成は」出来るのだろうか。作者は多くの疑問を感じながら、身の回りの出来事として今後も記録してゆきたいと思っている。モノクロ60点 |
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<作者のプロフィール>
寺田 篤正(テラダ トクマサ)
1949年静岡県浜松市生まれ。69~74年日本各地を放浪。水俣でユージンスミスに出会う。92年美術作品等の撮影を行う寺田篤正事務所設立。パリにて『版画集 菅井汲』の撮影を行う(96年出版)。現在静岡デザイン専門学校非常勤講師。
写真展に、74年「日本放浪」(浜松市美術館)、88年「地方都市1983-1987」、89年「図鑑1976-1987」、90年「東京モニュメント」、92年「田原1978-1991」(以上、銀座ニコンサロン)などがあり、著書に写真詩集『モニュメント』(共著:石田明子/2002年刊)がある。 |
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