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中山 賢治展
[湘南]
7/1 (火)~7/7 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休 |
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<写真展内容>
海なし県に育った作者が湘南を訪れたのは1984年のこと。初夏の七里ガ浜の砂浜に降りる石段に腰掛けた作者の体に、海から吹き上げる潮風は清々さを与えてくれた。周辺にはサーフィンや洋ダコあげをする人、砂浜や堤防に横たわる人、波と戯れる家族連れ、他にも様々な光景が眼に映り、作者にはその有り様が開放的に見え、過去になかった新鮮な感動が脳裏に焼きついた。それ以後作者は、湘南の潮風に向かい、湘南を歩き、湘南の姿を撮り続けた。
海や砂山に集う人間模様は、湘南ゆえのドラマとして見える。湘南を一つの劇場として見れば、海や砂浜を背景にした舞台であり、そこに集う人々は自分の作品を自由に自己表現できる演出家とも言える。
時には開放感に酔ってのルール無視や、若さゆえに酔って一線を越えてしまうかもしれないが、湘南には一年を通して人々が集う魅力がある。
しかし、時代とともに海岸通りも様変わりして、レストラン、別荘、マンションが建ち並び、地元の人たちは片隅に暮らすように見えるが、いつでも浜をきれいにして、訪れる人を迎える。
湘南の海を守り、伝統文化を受け継ぐ人がいる湘南には様々な人が集い、日々湘南の劇場として新たなドラマが演じられる。カラー30点。 |
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<作者のプロフィール>
中山 賢治(ナカヤマ ケンジ)
1940年埼玉県行田市生まれ。91年全日本写真展銅賞、99年富士フイルムフォトコンテスト銅賞、2001年ニッコールフォトコンテスト特選、02年同準特選、アサヒカメラ月例(組)年度賞2位、彩り国文化芸術祭厚生労働大臣賞、04年日本写真作家協会(JPA)展金賞、06年170サロン・ド・ニッコール1位を受賞。現在日本写真作家協会会員、全日本写真連名関東本部参与、同埼玉県本部常任委員、埼玉県美術家協会会員、埼玉県北美術家協会理事。 |
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