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任 在弘展
[終わらない戦争の悲劇]
6/3 (火)~6/9 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休 |
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<写真展内容>
砲声激しい戦争から55年。現在朝鮮戦争の話は教科書や映画でしか伝えられておらず、過去の出来事として、私たちの記憶から徐々に忘れられつつある。
しかし韓国の軍事境界線の周辺地域では、戦争はまだ終っていないということを証明しているかのように、様々な傷跡が残り、緊張感溢れる状態がずっと続いている。
そんな中、韓国には北緯38度線を中心に、あちこち地雷が埋められている。戦争当時に米軍のヘリコプターから無差別に撒かれたため、その数は確認できない。地雷は人気のない山奥や未開拓地などで隠れていたり、大雨や台風などの影響で流失し、多くの人々が住んでいる民家まで流され、罪もない人々に被害を与えている。誰も知らないところに眠っている鬼のような地雷は、次に誰を襲うのか、人々は不安で夜も眠れない。
これは終わった過去の歴史ではなく、今でも実際に信仰している現在の姿であり、今後私たちが共に担っていく課題となるだろう。モノクロ39点。 |
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<作者のプロフィール>
任 在弘(イム ジェホン)
1979年韓国ソウル生まれ。2003年来日。04年4月日本大学芸術学部写真学科入学。08年3月同校卒業。4月(株)Y-CUBE入社。07年APA AWARD入選。同年6月、早稲田大学平山郁夫記念館において個展を開催。 |
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