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下瀬 信雄展 [結 界 VI]
4/17 (木)~4/22 (火)
10:00~18:00
会期中無休 |
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<写真展内容>
「結界」は、作者が十数年にわたって取り組んできたライフワークとでもいうべきシリーズで、今回が新作6回目となる写真展である。
被写体のほとんどがごく身近な自然で、西日本の豊かな植生を中心に撮影したものである。
最初の頃は特徴的な景観や、珍しい群落などを中心に被写体を探して作品にしようと考えてのスタートであったが、より身近なものを見つめることによって我々人間と自然とのかかわり合いを深く知ることにもなったという。
文明を謳歌する人類にとって、いつの時代にも「自然に帰れ」という運動が起こるのは、我々が自然から生まれ、自然から学ぶほかないからだろう。
作者は、自然と共存していた我々が自然を畏怖し、結界を廻らせて聖域を作ってきたことを、写真を通じて感じることができることを願っている。モノクロ45点 |
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<作者のプロフィール>
下瀬 信雄(シモセ ノブオ)
1944年満州新京生まれ。1歳の時に萩市に引き揚げる。67年東京綜合写真専門学校卒業。80年杉道助賞(萩市芸術文化奨励賞)。86年山口県芸術文化振興奨励賞。90年日本写真協会新人賞。98年山口県文化功労賞。2003年インターナショナルブロードキャスティングアワード(IBA)。04年山口県選奨。05年伊奈信男賞。
写真展は銀座ニコンサロン、新宿ニコンサロン、大阪ニコンサロンを中心に「萩」「凪のとき」「風の中の日々」「結界」シリーズを発表(11回開催)。
写真集に『萩・HAGI』(求龍堂)、『萩の日々』(講談社)などがあり、エッセイ集に『下瀬写真館の春夏萩冬』(近代文藝社)などがある。 |
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