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大坂 寛展 [樹 霊]
3/19 (水)~4/1 (火)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休 |
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<写真展内容>
巨樹古木には人の寿命をはるかに越えて生き続けた生命力と精神性がある。
古くから人々の神木として信仰の対象であり、起立している姿に心のよりどころを求め、その土地の守り神としての存在を誇示していた。また、多年の気候風土の変化に直面し変形・異形し、おいそれとは近づけぬ恐ろしい姿に変化するものもある。人はそれら「樹」に己の内面を見る思いがし、「分身」としての姿を、また、生き様を求めようとする。
歪み、締め付けられ、ねじ曲り、他のものと寄生して一対に同化し溶け合うものもあれば、また、老い朽ちて破裂し、崩壊していくものもある。もちろん直立し、天に向かって力強く、太く突き進む姿にはこれからの勇気と希望を求め与えられる思いである。モノクロ45点。 |
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<作者のプロフィール>
大坂 寛(オオサカ ヒロシ)
1956年山形県寒河江市に生まれ、幼少より東京で育つ。81年日本大学芸術学部写真学科卒業。78年APA国際展(日本広告写真家協会)EUROPHOTO賞、82年・84年JPS展(日本写真家協会)グランプリ賞、85年日本写真協会新人賞、2000年第51回全国カレンダー展大蔵省印刷局長賞、第25回日独交換カレンダー展銅賞(ドイツ・シュツットガルト)、02年第53回全国カレンダー展日本商工会議所会頭賞など多数受賞。
写真展(個展):83年「The Land of the Holy」(コダックフォトサロン/東京)、84年「Syzygy」(新宿ニコンサロン)、85年「大坂寛展」(オレンジコーストカレッジ・フォトギャラリー/米国カリフォルニア州コスタメサ)、86年「融合する意識」(西武百貨店渋谷店B館7階=美術画廊)、89年「大坂寛展」(番町画廊/東京)、90年「Vénus/Végetal」(サイモン・ルビンスキー・ギャラリー/米国ニューヨーク)、91年「Vénus―魔性の空間―」(西武百貨店渋谷店B館7階=美術画廊)、93年「Vénus PartⅡ」(ピクチャー・フォト・スペース/大阪)、94年「誘惑の詩学」(美術館プティミュゼ/東京)、95年「大阪寛展」(ポール・コウペキン・ギャラリー/米国ロサンゼルス)、97年「大気の記憶」(ツァイト・フォト・サロン/東京)、「Recollection」(イル・テンポ/東京)、2001年「Vénus」(クリサル・ギャラリー/スイス・ジュネーブ)、「大気の記憶」(キャサリーン・ユーイング・ギャラリー/米国ワシントンDC)、03年「大阪寛的魔幻視界」TIVAC(インターナショナル・アーツ・センター/台湾)、「Luna」(ツァイト・フォト・サロン/東京)、04年「Luna」(ピクチャー・フォトスペース/大阪)など多数。
写真集:1994年『Vénus』(美術出版社)ほか。
コレクション:東京都写真美術館、京都国立近代美術館、日本大学芸術学部写真学科、ポラロイド・インターナショナル(米国ケンブリッジ)、ヒューストン美術館(米国テキサス州)、グラハム・ナッシュ・コレクション(米国)他多数。 |
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