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柳原 孝行展 [寒冷前線]
10/16 (火)~10/22 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休 |
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<写真展内容>
土に還るにせよ 空にかえるにせよ 二月生まれのぼくには、寒冷前線の仰げる日が 望ましい
飛行機雲が光っているとき そこは氷点下の気流のまっただなか いちどのぼって ぼくの生まれたふるさとの日だまりに 少年に戻ってたたずみ くらした町のみどりの林に ゆっくりと漂いたい
しあわせだったかいと聞かれれば はいと答える 母も父も 祖父も祖母も弟たちも みんな あたたかかった 妻も子も 孫たちも みんなみんなぼくのために生きていてくれた
多くの仲間たちが ぼくを支え育ててくれた こんどは空から 土から みどりの中から 先に行った家族とともに見ているからね かぜひいちゃ だめだよ
(グループ展「はにかむ」出品作品「寒冷前線」のキャプションより)
本展は、昨年(2006年)作者が病気入院し、入退院をくり返しながらまとめた作品「寒冷前線」(相模原市民ギャラリーにて一部出品)を再構成した遺作展である。モノクロ34点。 |
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<作者のプロフィール>
柳原 孝行(ヤナギハラ タカユキ)
1940年山口県生まれ。大学時代、ボランティア団体「筑豊の子ども達を守る会」に参加、撮影する。(株)エイエイピーにコピーライター兼カメラマンとして入社、商業写真を撮り始める。77年(株)ポスト・アド設立。1997~2004年ニッコールクラブ相模原支部長を務め、地元の写真文化活動に着手。05年フォトグループ「ほっとひゅうまん」を結成し、相模原市民ギャラリーにて写真展を開催。06年まで継続出品する。06年春病気のため入院。07年春67歳で他界。 |
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