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榊 晃弘展 [万葉のこころ]
7/17 (火)~7/23 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休 |
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<写真展内容>
日本人は本来、繊細な優しい心の持ち主だと思うのだが、現代の世相を見るとその心を喪失したかのような殺伐とした時代を感じる。
作者は五十数年前、高校時代の恩師の影響を受けて「万葉集」に興味を持つようになった。写真を撮り始めて以来、作者は万葉びとの自然に託して詠んだ優しい心を写真で表現できないだろうか、というテーマを思い続けてきた。
取材は初めに筑紫(九州)で詠まれた約250首の中から、まず作者が好きな歌を選び、次に歌の詠まれた場所を探し訪ね、その風土の中に身を置き、歌の心を自分なりにイメージしながら撮影した。
万葉歌は、歌の詠まれた風土を何度も訪ね歩いて実感できるもので、この9年間の撮影は、月、潮、風、霧、雲、雪などの気象条件に左右されて徒労に終わることが多かったが、万葉びとのこころの一端に触れることができた。カラー40点。 |
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<作者のプロフィール>
榊 晃弘(サカキ テルヒロ) 1935年福岡市生まれ。58年西南学院大学商学部卒業。「装飾古墳」(写真展・写真集)において昭和48年度日本写真協会新人賞受賞。「眼鏡橋」(写真展・写真集)において昭和59年度日本写真協会年度賞受賞。「眼鏡橋」(写真展)において昭和59年度土木学会著作賞受賞。91年第16回伊奈信男賞受賞。平成5年度福岡市文化賞受賞。平成14年度福岡県教育文化表彰。日本写真協会会員。福岡県美術協会会員(副理事長)。福岡市美術連盟会員(理事)。 |
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