Nikon Imaging
Japan
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銀座ニコンサロン


上本 ひとし展
[OIL 2006]

6/13 (水)~6/26 (火)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
作者が住んでいる瀬戸内海沿岸の街、周南工業地帯(旧徳山市)はコンビナートの街とも言われ、プラントが建ち並び、関連会社とともに、仕事や生活の糧となっている。
原油価格の高騰や、ある意味でピークともいわれる化石燃料の終焉は、現代エネルギー社会の崩壊を意味し、近い未来に起こるだろうクリーンエネルギーへの変化は、現在のアナログからデジタルへの変化以上に、社会、経済、産業を大きく変化させる。そんな予感が、今作者の不安となっている。
また、エネルギー問題は、イラク戦争をはじめとする国際紛争の原因となっており、大気汚染、気象変動、地球温暖化問題にも直結している。そろそろ私たちはこの問題を直視し、大きな変化への準備をすべきかもしれない。
ショッピングセンターの駐車場で見た小さなオイル染みは、作者の目を魅惑し、現代エネルギー社会の断末魔的美を感じさせた。そして、作者の心をサウジアラビアの広大な砂漠、油田の上に導いて行く。モノクロ約40点。



<作者のプロフィール>
上本 ひとし(ウエモト ヒトシ)
1953年山口県下松市生まれ。75年富士フォトコンテスト入選。コンテスト中心に写真活動。81年第29回二科展入賞。この後10年間写真活動を中断。92年ニッコールフォトコンテストを中心に活動を再開。第40回ニッコールフォトコンテスト入選。93年第41回ニッコールフォトコンテストニッコール大賞受賞(以降10年間連続入選入賞)。2000年第49回ニッコールフォトコンテストニッコール大賞、長岡賞受賞。2000年第51回山口県芸術文化振興奨励賞受賞。06年「「峠越え」2003.8.23~2005.2.28 空景」でさがみはら写真新人奨励賞受賞。
写真展に、01年「恐迷夢」、02年「「都私夢」カプセルホテルから見た東京」、05年「「峠越え」2003.8.23~2005.2.28 空景」(以上銀座ニコンサロン)などがあり、写真集に『「峠越え」2003.8.23~2005.2.28 空景』(日本カメラ社・2005年刊)がある。
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