ニコンサロン bis

米山悦朗展
[アッサラーム・アレイクム (あなたに平安を) ]
6/19 (火)～6/25 (月)
10：00～19：00（最終日は16：00まで）
会期中無休

＜写真展内容＞
“アッサラーム・アレイクム”は、パキスタンからアフガニスタンにかけての一帯で、“こんにちは”と“さよなら”という両方の意味に使われる言葉である。翻訳すれば「あなたに平安あれ」であり、パキスタンのウルドゥー語・アフガニスタンのダリ語でも同じ表現である。
過去約10年間、登山を契機にこの地域に入り、最近では“アフガン難民を支援する会”によるＮＧＯ活動の手伝いで、年に多いときは数回、2～3ヵ月は滞在しては現地の人たちと同じように住んで、食べながら付き合ってきた。
最近アフガニスタンは国際援助により一般の生活環境はかなり改善しているものの、南部を中心にイスラム原理派のテロ活動が再燃して、日本大使館の要請もあり、アフガニスタンに入れない状態になっている。それでも現地スタッフを中心に教育・農業支援・医療を中心にＮＧＯ活動は続けられている。またパキスタンでもシーア派とスンニ派の宗派間抗争で暴動が多発し、不安定な状況がつづいている。
本展は、作者がさまざまな機会を通じて撮影した現地の人たちの映像であり、作者は、一日でも早く現地の人たちに平和な生活が戻ってくることを祈っている。カラー42点。

＜作者のプロフィール＞
米山悦朗（ヨネヤマエツロウ）
1935年生まれ。横浜国立大工学部卒。総合商社勤務を経て現在に至る。日本写真協会会員、日本写真作家協会会員。