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[街は箱庭~展望台は玉手箱~]
<地頭所 和徳展内容> 展望台の上では、しばしば子供たちの「うわー! 箱庭みたい!」「ミニカーが走ってるよ!」といった歓声を耳にする。
確かに展望台からの眺望には、地上から見る視点とは異なるスケール感があり、日常では目にしない光景に興味津々なのだろう。しかしそればかりではない。目にする光景や出来事の中に、偶然(?)のユーモアを感じたり思わぬところで私たちの繰り広げる日常生活のあり方を考えさせられたりする。
作者は約3年間にわたって全国各地の展望台を巡って撮影を続けた。
作者にとって展望台の風景は、上って見るまでわからない玉手箱のようなもので、そこから見える風景は、紛れもなく私たちが時代や生活の変化に合わせて、思い思いに差し替えを繰り広げている、文字通りの“箱庭”なのかもしれない。カラー作品。 |