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宍戸 清孝展 [21世紀への帰還・第5弾]
3/21 (水)~4/3 (火)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休 |
<写真展内容>
日米双方の見地で戦争を描いた「硫黄島からの手紙」がランキングトップを占めた。しかし、かの太平洋戦争中、米国日系二世兵が任務に携わったことはあまり知られていない。
彼らは、生まれ育った米国と両親の祖国日本との狭間で、志願か否かと苦悶した末、ルーズベルト大統領へ嘆願書を提出。やがて日系二世442連隊が「当たって砕けろ」を合言葉に、ヨーロッパ激戦地で忠誠心を証明した。
更には、マッカーサー連合国司令長官の片腕として日本語を駆使し、フィリピンや硫黄島など各島々で活躍した陸軍情報語学兵(MIS)がある。無線傍受や暗号解読などの機密任務に加え、洞窟に忍ぶ日本兵を降伏に導き命を救い、中国、韓国、沖縄を経て戦後は日本の復興に寄与した。
豊かさの代償として眼に見えないものへの畏敬の念を失いつつある昨今、二世からは二つの文化の融合が生んだ高き精神性を観る思いがする。カラー5点・モノクロ40~45点 |
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<作者のプロフィール>
宍戸 清孝(シシド キヨタカ)
1954年仙台市生まれ。80年から2年半渡米。86年フリーとなりカンボジア、中国、米国などを取材し発表を続ける。米国日系二世の証言を記録するライフワークと地元仙台を拠点に「東北人の技」や「東北人が生きる自然環境」の撮影を仕事としている。2004年「21世紀への帰還・第4弾」で第29回伊奈信男賞受賞。05年宮城県芸術選奨受賞。05年『Japと呼ばれて』(論創社)出版。 |
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