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加藤 文彦展
[屋久島 沢と源流]
1/24 (水)~1/30 (火)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休 |
<写真展内容>
「大阪わらじの会」という沢登りの会に在籍している作者が初めて屋久島を訪れたのは10年ぐらい前のことで、宮ノ浦川を沢登りで遡行するためであった。しかしその時は、大雨で川が大増水して追い返されてしまい、仕方なく観光に変えて白谷雲水峡に転進したが、苔むす森と清流の美しさに魅了されてしまった。
ホームグラウンドである大峰・大台の沢に通うことで渓谷の美を堪能してきた作者は沢登りを通して自然の環境は地域によって独特の個性があり千差万別であることを理解していたが、その後に訪れた屋久島の沢は、作者のなかで特別な存在になっていった。
南国の洋上に位置する島でありながら、長い年月により多雨と急峻な山岳地形が造り上げた渓谷は独自の景観を持つが、作者は特に源流域の美しさに強い印象を持った。厳しい自然が創造してきた岩、清流、植物の調和のとれた造形美は日本庭園の原型のイメージを感じさせた。
年3回の屋久島通いで、リスクを伴う渓谷での撮影を無事に続けることができたのは、家族や屋久島の友人、会のメンバーの協力おかげである。モノクロ44点。 |
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<作者のプロフィール>
加藤 文彦(カトウ フミヒコ)
1951年大阪生まれ。コマーシャルスタジオ勤務を経て加藤写真事務所を設立。現在建築写真家として活動中。 |
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