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Irene Carolina Herrera展
[アイデンティティ ―ブラジルの日系人―]
12/19 (火)~12/28 (木)
10:00~19:00
(最終日は16:00まで)
会期中無休 |
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<写真展内容>
“アイデンティティ”というタイトルがつけられた本展の作品は、世界で最も日本人移住者が多い地を探る試みである。なかでもブラジルは100万人以上の日系人を有する国で、作者はおもに南部の都市を回って今も残る日本文化を調べた。
12ヶ所にのぼるブラジルの都市や村で撮影されたイメージは、写真家としての作者の目的であるカメラの目で同じ民族グループを研究することであり、作品はほぼ3世代にわたるブラジル日系人の人類学的な記録でもある。
日系人はブラジル社会の一部分を占めており、ブラジル人以外の何ものでもない。しかしいまだに日本人と呼ばれることもあり、彼らは複雑なアイデンティティの問題を抱えていて、自分たちのことをブラジルではブラジル人と思えず、日本に来ても日本人と思えないでいる。 |
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<作者のプロフィール>
Irene Carolina Herrera(イレーネ カロリーナ エレラ)
1976年ベネズエラ生まれ。4歳から米国で暮らす。91年に故郷へ戻り、アンデス・ベリョ・カトリック大学にてマスコミュニケーションと美術を学ぶ。学士号取得後ヨーロッパへ旅立ち、AECIの助成金を得て映画業界に従事。2000年に文部科学省の奨学金を得て以来日本に在住。日本大学において映像芸術で博士前期を修了し、現在は日本大学写真学科で博士課程に在籍中。鈴木孝史教授の指導の下、ドキュメンタリー写真やオルタナティブな手法を用いてのイメージ表現を模索し続けている。テンプル大学日本校でフィルムメディアと美術のクラスで教鞭を執る一方、母国と日本の両国で映画、文学、報道などの分野で積極的にプロジェクトに関わっている。 |
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