Nikon Imaging
Japan
プレミアム会員 ニコンイメージング会員

新宿ニコンサロン


押原 譲展
[五月のガザ]

10/3 (火)~10/9 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
これは2004年5月から6月にかけての28日間のガザでの出来事の記録である。
折しもガザでは、5月から始まったイスラエル軍による「レインボー作戦」なる侵攻作戦が進行中で、南端の町ラファでは連日多くの家屋が破壊され、市民がそして子どもまで傷つき殺されていた。それはパレスチナ人による武器密輸のための地下トンネル探しを口実としていたが、実態は一般市民への無差別攻撃であり殺戮だった。
米国の言う「テロとの戦い」の中心は中東問題であり、その原点がパレスチナにあることは歴史が示している。ここパレスチナで行われてきたこと、そして現在行われていることをみつめれば、今世界中で何が行われようとしているのかが見えてくるのではないだろうか。9・11以降の世界の暗闇を考える上で、パレスチナは必ずや我々に何か示唆を与えてくれるに違いない。なぜならパレスチナはずっと以前から暗闇だったのだから。モノクロ30点。



<作者のプロフィール>
押原 譲(オシハラ ユズル)
1947年生まれ。71年国際基督教大学(ICU)在学中に渡仏、帰国。72年ICU教養学部社会学科卒業。再渡仏。パリ第三大学フランス文学科入学。74年アンスティテュ・ド・フォトグラフィ・ジュネーブ(スイス)入学(75年卒業)。75年パリにてファッション雑誌(文化出版局)のカメラマンとして働く。78年帰国。その後押原写真事務所(東京都港区)を開設し、主に東南アジアの政治、社会問題を中心にフリーのジャーナリストとして取材活動を始める。87年シパ・プレス通信社(本社パリ)の東京駐在カメラマンとして日本国内、アジア諸国のニュース写真取材を始め、現在に至る。日本外国特派員協会会員。在日外国報道協会会員。
写真展に82年「カンボジア年代記」、96年「サラエボからのメッセージ」(以上フジフォトサロン)、2000年「サラエボ」、03年「Paris 1970’s」(以上日本外国特派員協会)などがあり、著作物に「カンボジア年代記」(82年・論創社)、「世界の子供達―マレーシア編」(86年・偕成社)などがある。
ニコンイメージングプレミアム会員
ニコンイメージング会員