Nikon Imaging
Japan
プレミアム会員 ニコンイメージング会員

新宿ニコンサロン


太田 昭生展
[島が消える]

8/15 (火)~8/28 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
8/20 (日)、21 (月) 休館



風光明媚な瀬戸内海の島々は、温暖な気候と豊かな人情、ゆったりとしたリズムでもっとも天国に近い気がするが、老人だけの住む島々がほとんどで、目につくのは廃屋と神社仏閣と猫の姿である。
しかし島民には悲壮感も暗さもなく、元気で明るく屈託がない。おまけに島の老人は信心深く、生き方が謙虚である。井戸を掘り水が出れば感謝し、漁に出て大漁であれば感謝し、大木があれば敬い、死者が出れば墓を二つも作って(両墓制)ねんごろに祀っている。気がかりなことは老人だけなので10年もすれば無人の島になるかもしれないということだ。カラー59点。
<撮影した島々:志々島・沖之島・粟島・佐柳島・高見島・伊吹島・本島・男木島・直島・女木島>



<作者のプロフィール>
太田 昭生(オオタ アキオ)
1950年香川県小豆島生まれ。99年酒田市土門拳文化賞奨励賞受賞。現在小豆島高校勤務。日本写真協会会員。
写真展に92年「諦観の島―豊島」(銀座ニコンサロン)、95年「流離漂泊の俳人―尾崎放哉」(新宿ニコンサロン)、96年「高松 Uni City」、98年「『魂の島・大島』らい予防法廃止後の今」、2001年「豊島10年」(以上銀座ニコンサロン)などがあり、著書に『魂の島・大島』がある。
ニコンイメージングプレミアム会員
ニコンイメージング会員