Nikon Imaging
Japan
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新宿ニコンサロン


神村 大介展
[PAINTED WALL KOREA]

8/8 (火)~8/14 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



作者は、私たちの住む東アジアの都市景観には、何らかの共通項、空間に対する同質のDNAを感じるという。
そこには壁面をカラフルな人工物で覆い、個々の発言や表現が無関係に並べられるといった傾向がある。このような景観は欧米各国、その他アジア諸外国でもまれな存在といえるだろう。
しかしながら東京に生まれ育ち、日常を暮らす作者にはなかなかこの自国の景観を捉えにくい面があった。そこで同じアジアの隣国、韓国へ視点を移してみることにした。
韓国の都市風景には私たち日本人は、強烈なハングルのサインによる違和感を感じるが、どこかにその根本の部分において既視感を覚えるのではないだろうか。
本展で作者は、ソウルを中心に往来に佇む人々、色彩に満ちた背景とが渾然一体になった風景を捉えようと試みており、街と人の関わり、景観に対しての考え方、趣向、欧米文化の摂取のあり様など、微妙な差異がありながらも多くの共通項を持つ韓国の風景を通して東アジア的風景を再認識しようとしている。カラー約40点。



<作者のプロフィール>
神村 大介(カミムラ ダイスケ)
1969年東京生まれ。東京造形大学視覚伝達デザイン科卒業。96年グラフィックデザイナーを経て写真へ転向。2001年「In a self-service cafeteria」でキヤノン写真新世紀佳作入賞。
写真展に97年「遠くにいる人」(銀座ニコンサロン)、2001年「ARIA」(新宿コニカプラザ)などがある。
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