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太田 昭生展
[島が消える]
8/31 (木)~9/5 (火)
10:00~18:00
会期中無休 |
<写真展内容>
風光明媚な瀬戸内海の島々は、温暖な気候と豊かな人情、ゆったりとしたリズムでもっとも天国に近い気がするが、老人だけの住む島々がほとんどで、目につくのは廃屋と神社仏閣と猫の姿である。
しかし島民には悲壮感も暗さもなく、元気で明るく屈託がない。おまけに島の老人は信心深く、生き方が謙虚である。井戸を掘り水が出れば感謝し、漁に出て大漁であれば感謝し、大木があれば敬い、死者が出れば両墓制なので墓を二つも作ってねんごろに祀っている。気がかりなことは老人だけなので10年もすれば無人の島になるかもしれないということだ。カラー59点。
<撮影した島々:志々島・沖之島・粟島・佐柳島・高見島・伊吹島・本島・男木島・直島・女木島> |
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<作者のプロフィール>
太田 昭生(オオタ アキオ)
1950年香川県小豆島生まれ。99年酒田市土門拳文化賞奨励賞受賞。現在小豆島高校勤務。日本写真協会会員。
写真展に92年「諦観の島―豊島」(銀座ニコンサロン)、95年「流離漂泊の俳人―尾崎法哉」(新宿ニコンサロン)、96年「高松 Uni City」、98年「『魂の島・大島』らい予防法廃止後の今」、2001年「豊島10年」(以上銀座ニコンサロン)などがあり、著書に『魂の島・大島』がある。
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