|
|
|
大関 通夫写真展
[生物百色眼鏡]
12/12(月)~12/24(土)
10:00~19:00
12/18(日)、23(金・祝) 休館 |
<写真展内容>
作者は、万華鏡で自然の花を覗いてみたくなった。けれども、万華鏡を花に近づけなければ見えないし、近づけると陰になって見ることができない。結局、花をリバーサルフィルムで撮影した後、万華鏡で覗く方式でようやく希望がかなった。万華鏡を回すたびに息を呑むほど美しく変化する花の世界を写真にするには、ミラーの大きさ、形、撮影レンズの焦点距離など工夫を要する項目はいくつかあったが、鏡の中に見える美しい世界の魅力に比べて道具立ては簡単なものだった。画面構成は球形に見える立体的映像で統一した。
花、植物、昆虫など生物を被写体に選んだ理由は、球形のステージに登場する生物たちが醸しだす自然界の森羅万象の風景を作者が求めているからである。江戸末期の人々は百色眼鏡と呼ばれていた万華鏡を楽しんでいたという。同じ気持ちで楽しめる写真展にしたい、と作者は思っている。カラー40点。 |
|
<作者のプロフィール>
大関 通夫(オオゼキ ミチオ)
1939年東京生まれ。55年日本光学工業(株)(現(株)ニコン)入社。カメラ製造職場、サービス職場に勤務。
写真展:96年「軌跡の美学」(銀座ニコンサロン)、98年「残像の美学」(コダックフォトサロン)2002年「残像伝説夢花火」(新宿ニコンサロン)など。
著書:『やさしいカメラ修理教室』『レンズシャッターカメラ修理教室』(朝日ソノラマ)。
現在はスリットカメラによる撮影などテクニカルな作家活動を続けながら、写真教室の講師を務めている。日本写真協会会員。 |
|
|