<写真展内容>
偉大な山岳写真家、高山蝶の研究家であった田淵行男(1905~89)は、今日の危機的状況にある生態系の保全、自然環境の保護に重大な関心を寄せ、常にこれを強く訴え続けた。彼は自然に親しみ、自然を直視した写真家として、また、カメラによる観察記録を続けたネイチャーフォトの先駆者として、大きな業績を後世に遺した。
田淵行男賞は、田淵行男の生誕100年と田淵行男記念館の15周年を記念し、田淵の偉業を永く伝えていくと同時に、新人を発掘して、山岳写真・自然写真分野の発展に寄与することを目的として設けられた。
本展では、公募に寄せられた作品(応募総数97点)の中から、鴨作知弥氏の「約束」他入賞作品70点を展示する。
田淵行男賞 |
鴨作 知弥「約束」 |
準田淵行男賞 |
八木 清「シラ」 |
「アサヒカメラ」賞 |
残間 奈津子「夏のモチーフ・秋のモチーフ」 |
「日本カメラ」賞 |
蛭川 憲男「クロシジミとクロオオアリの共生」 |
「日本フォトコンテスト」賞 |
関根 学「ミサゴ ―その生態―」 |
「岳人」賞 |
岡田 満「一本だたらの森」 |
|