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佐藤 寛写真展
[庄内浜の記憶 (昭和37~59年)]
4/26(火)~5/2(月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休 |
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<写真展内容>
作者は、ライフワークとして庄内浜を撮り続けて40年余、変化に富む風景とそこに暮らす人々にレンズを向けてきた。日々の暮らしは、自然が呼吸するリズムと共に営まれ、人々は、自然の豊かな恵みに感謝し、その荒々しい息づかいを畏怖し、自然を神として崇め、一体感をもって暮らしている。
庄内浜では、冬になると季節風が吹き荒れ、激浪が荒れ狂う。しかし、わずかな凪の日には、浜の女たちは岩のり摘みに出る。身を刺すような寒さと、荒波の危険にさらされる厳しい作業であるが、女たちは元気で明るい。
春の喜びは村祭りで始まる。村から村へと祭りが続き、人々の絆が広がっていく。その頃になると、浜の小さな漁港は、早朝から活気に溢れる。網から魚を外す作業が忙しくなり、漁師の家族だけでなく、隣近所の人たちも手伝いに出るからだ。
海が荒れると、浜辺に流木が打ち寄せられる。拾い集めて、薪にされる。晴れた日の夕方には、流木の焚き火で浜焼きをしながら、コミュニケーションの輪ができる。魚の焼ける香ばしい匂いが風に乗って流れてくる頃、行商に出かけていた「アバ」たちが甲高い声で話しながら帰ってくる。庄内浜の自然と生活をつづったモノクロ50点。 |
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<作者のプロフィール>
佐藤 寛(サトウ ヒロシ)
1935年山形県生まれ。20歳まで農業に従事。21歳から山形市内で飲食業(蕎麦屋)。27歳で写真を始める。65年写真クラブ「鶴岡七人会」を結成。99年蕎麦屋を辞める。
04年鶴岡市内で個展開催。現在ニッコールクラブ会員、コダックフォトクラブ会員、鶴岡七人会会員。 |
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