銀座ニコンサロン

田淵章三写真展
[「親子」いくつになっても、どこにいても。]
12/13(月)～12/25(土)
10：00～19：00
12/19(日)、12/23(木) 休館

＜写真展内容＞
本展は、60組の親子の写真である。
作者が親子を撮ろうと思ったことに深い理由などなかった。ただ直感的におもしろそうだと思ったからだった。
モデルになった親子は、作者の知人であったり、そのまた知人であったりだが、できるだけていねいに、ありのままを記録しようと努めた。
あがった写真を見ると、なるほど似ている。撮影時にはそれほど似ているとは思わなかった親子でも、写真に定着させると、やっぱり似ている。「親子なんだなあ」「写真はおもしろいなあ」と改めて作者は感心した。
そうやって撮影を続けていくうちに、それぞれの「親子」の写真は、作者に“ただ顔が似ているだけではない何か”を気づかせてくれた。それは、たとえば表情であり、たとえばその服装であり、たとえばそのしぐさである。それは親と子のつながりであり、その深さであり、ぬくもりであった。そこで作者は「親子なんだなあ」とまたまた、つくづくそう思った。
作品は白のホリゾントをバックに、すべて自然光で撮影したものである。カラー60点。

＜作者のプロフィール＞
1951年岡山県生まれ。慶応大学経済学部卒。立木義浩氏のアシスタントを経て独立。79年、広告制作会社エジソン設立。アートディレクターとカメラマンを兼務。広告写真では人物から物撮りまで幅広いジャンルで仕事をしている。